简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:26日の米株式相場は下落し、S&P500種株価指数は6月初旬以来の安値に沈んだ。消費者信頼感が悪化したほか、市場では高金利が長期間続く見通しが意識された。
「市場は現在、弱気筋が優勢」-LPLのクロスピー氏
ドル指数は5日続伸-市場は米政府機関閉鎖の可能性をなお懸念
26日の米株式相場は下落し、S&P500種株価指数は6月初旬以来の安値に沈んだ。消費者信頼感が悪化したほか、市場では高金利が長期間続く見通しが意識された。
株式 | 終値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
S&P500種株価指数 | 4273.53 | -63.91 | -1.47% |
ダウ工業株30種平均 | 33618.88 | -388.00 | -1.14% |
ナスダック総合指数 | 13063.61 | -207.71 | -1.57% |
S&P500種は朝方から軟調な展開だったが、午後に入り下げを拡大。テクノロジー銘柄中心のナスダック100指数も下げた。朝方発表された9月の消費者信頼感指数は103と、前月の108.7から低下し、エコノミスト予想(105.5)も下回った。ウォール街の「恐怖指数」と呼ばれるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は5月以来の高水準となった。
米消費者信頼感指数、9月は4カ月ぶり低水準-見通しが悪化 (1)
LPLファイナンシャルのチーフ・グローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「市場は現在、弱気筋が優勢な状況だ」と分析。「不安と不透明感が市場全体を覆っている。極めて激しい売り浴びせとはいえず、むしろ秩序立った動きだ。だがそれでも不透明感は存在する」と述べた。
消費者の動向についてサンタンデールUSキャピタル・マーケッツの米国担当チーフエコノミスト、スティーブン・スタンリー氏は、「消費者はここ数カ月、インフレ全般に通常より敏感になっているようだ。特にガソリン価格に対して神経質になっている」とリポートで指摘。「金融当局は主にコア指数に注目しているが、平均的な消費者は予算の大部分を食品とエネルギーに費やしており、これらの価格を気に掛けないことはない」と記した。
この日はアップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、アルファベットといったハイテクの超大型株が主要株価指数の重しとなった。こうした成長企業は長期的な見通しから選好されるが、金利上昇の局面では将来の利益が目減りするため、妙味が薄れる。この状況は、ナスダック100指数に対するショートポジションの増加に反映されている。
シティグループのストラテジストによれば、ナスダック100に対するポジションは現在、ロングが全て解消され、ネットショートが81億ドルとなっている。
複数の米金融当局者はここ1週間に、米経済が予想よりも力強い場合は引き締め気味の政策をより長期にわたって維持するとのメッセージを強調している。
カシュカリ総裁、年内もう1回の追加利上げ必要に-米経済が強ければ
マーフィー&シルベスト・ウェルス・マネジメントのシニアウェルスマネジャー、ポール・ノルテ氏は「投資家は『より高く、より長く』という金利環境がもたらされる可能性が高いことを認識し始めており、ゆっくりと『ニューノーマル』に適応しつつある」と述べた。
米FF金利7%、世界は備えていない恐れとダイモン氏-インド楽観 (1)
米国債
米国債利回りは上昇。この日実施された2年債入札(発行額480億ドル)では最高落札利回りが5.085%と、2006年以来の高水準となった。
国債 | 直近値 | 前営業日比(bp) | 変化率 |
---|---|---|---|
米30年債利回り | 4.68% | 2.4 | 0.52% |
米10年債利回り | 4.54% | 0.6 | 0.14% |
米2年債利回り | 5.13% | 0.2 | 0.04% |
米東部時間 | 16時54分 |
原油高やドルが対円で149円台に乗せたことも、米国債利回りに上向きの圧力をかけた。
外為
外国為替市場ではドルが上昇。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は5営業日続伸と、8月以来の長期上昇局面となった。
為替 | 直近値 | 前営業日比 | 変化率 |
---|---|---|---|
ブルームバーグ・ドル指数 | 1266.76 | 4.08 | 0.32% |
ドル/円 | ¥149.09 | ¥0.21 | 0.14% |
ユーロ/ドル | $1.0571 | -$0.0022 | -0.21% |
米東部時間 | 16時54分 |
米上院の共和党と民主党はつなぎ予算案で合意に近づいている。10月1日に始まる新会計年度の予算編成を巡る両党の対立で、政府機関が閉鎖に追い込まれることを避けるためだ。交渉を知る関係者が明らかにした。
米上院がつなぎ予算の超党派合意に近づく、政府閉鎖回避探る-関係者
マネックスUSAのアナリストらはリポートで、「米上院はつなぎ予算案で合意に近づいているようだが、政府機関閉鎖への懸念からリスク回避のトレーディングが続いている」と指摘。その上で「市場はドルが投資先として最も安全だと考えている」と述べた。
円は対ドルで149円ちょうど付近。日本時間に149円台に下落し、鈴木俊一財務相は「高い緊張感を持って市場の動向を見ている」と述べた。
「高い緊張感持って市場動向見ている」と鈴木財務相-1ドル149円台 (1)
スイス・フランは対ドルで11営業日続落。スイス中銀は先週、予想に反し金融引き締めを一時停止した。これを受けてフランを資金調達通貨とする動きが広がっている。
スイス中銀、予想に反し利上げ停止-成長への影響回避
原油
ニューヨーク原油先物相場は反発。市場全般でリスク資産に対する買い意欲は弱まりつつあるが、急速な供給引き締まりによる影響が勝る格好となった。
高金利の長期化観測を背景とした朝方の下げから、一転して上昇。期近物のプレミアムは1年ぶりの大きさに拡大し、供給不足が示唆されている。
オアンダのシニアマーケットアナリスト、クレイグ・アーラム氏は「原油は十分に支えられているようだ。きょうは朝方に下げていたが、長続きしなかった」と指摘。「調整はさらに起こるかもしれないが、夏場の大幅上昇を経て、センチメントが弱気に転じているという明確な兆候は一切ない」と述べた。
スポット相場はニューヨーク時間午後3時2分現在、前日比0.8%安の1オンス=1899.79ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は16.80ドル(0.9%)下げて1919.80ドルで引けた。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。