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米ＳＥＣ、ブラックロックなどのビットコインＥＴＦに関する判断延期
概要：米証券取引委員会（ＳＥＣ）は暗号資産（仮想通貨）ビットコインに直接投資する米国初の上場投資信託（ＥＴＦ）を承認するかどうかの判断を再び遅らせた。数日前には待望のこの商品への道が開けたと多くの人が受け止めた裁判所判決が下されたばかりだっただけに、支持者らを失望させた。
米証券取引委員会（ＳＥＣ）は暗号資産（仮想通貨）ビットコインに直接投資する米国初の上場投資信託（ＥＴＦ）を承認するかどうかの判断を再び遅らせた。数日前には待望のこの商品への道が開けたと多くの人が受け止めた裁判所判決が下されたばかりだっただけに、支持者らを失望させた。
８月31日にウェブサイトに掲載された文書によると、投資家保護を含む３つの責務のあるＳＥＣは、ビットワイズとヴァンエック、インベスコ、バルキリー、ウィズダムツリーからの提出書類について判断を先送りした。ブラックロックの広報担当者は、同社も先送りされたことを明らかにした。ＳＥＣのゲンスラー委員長は、詐欺が横行している業界から投資家を保護する上で必要だとして、こうしたＥＴＦへの反対論を一貫して正当化してきた。
グレースケール・インベストメンツのビットコイン投資信託をＥＴＦに転換する申請をＳＥＣは退けていたが、連邦高裁は８月29日、ＳＥＣの決定を覆した。ＳＥＣが類似商品と異なる取り扱いを説明しなかったため、申請却下は「恣意（しい）的かつ気まぐれ」と判断した。ビットコイン先物を保有するＥＴＦは2021年に承認されている。
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