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概要:スティーブ・マンデル氏率いるヘッジファンド運用会社ローン・パイン・キャピタルでは、6月末までの1年間に顧客が推定30億ドル(約4400億円)を引き揚げた。ただ運用成績は2022年の低迷から持ち直している。
流出の約3分の2は大幅な損失を計上した22年の下期に起きた
ヘッジファンド「サイプレス」、1-7月運用成績は12%のプラス
スティーブ・マンデル氏率いるヘッジファンド運用会社ローン・パイン・キャピタルでは、6月末までの1年間に顧客が推定30億ドル(約4400億円)を引き揚げた。ただ運用成績は2022年の低迷から持ち直している。
投資家とブルームバーグの試算によると、ヘッジファンド「サイプレス」では運用資産の2割前後に相当する約12億ドルを顧客は引き揚げた。ロングオンリーのファンド「カスケード」も約17億ドルと、資産の16%相当が流出した。
流出の約3分の2は、両ファンドが大幅な損失を計上した22年の下期に起きた。サイプレスとカスケードの運用成績はそれぞれ37.6%、42%のマイナスを記録していた。
一方、同社は今年、好調な滑り出しを見せており、7月末時点の成績はサイプレスが12%、カスケードは22%のそれぞれプラス。年央時点の運用資産は計152億ドルで内訳はサイプレスが47億5000万ドル、カスケード104億ドル。
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