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概要:欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのカザークス・ラトビア中銀総裁は、インフレ再加速のリスクを容認するよりも、金融政策を引き締め過ぎる方が良いとの見解を示した。
ジャクソンホール会合に合わせてブルームバーグTVで発言
リスクは両サイドにあるが、インフレ抑制の方が優先される
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのカザークス・ラトビア中銀総裁は、インフレ再加速のリスクを容認するよりも、金融政策を引き締め過ぎる方が良いとの見解を示した。
カザークス氏はジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)に合わせて25日にブルームバーグテレビジョンで発言。「リスクは今まさに両サイドにある。取り組みが少な過ぎるか多過ぎるかだが、私は利上げをし過ぎてうまくいかなくなる方が良いとまだ考えている」と述べた。
「利下げはいつでもできる。しかし、時期尚早に利上げを停止すれば、当然ながら後になってもっとずっと大きな介入措置が必要となり得る」と発言。ECBが利上げを休止した場合でも、将来的に利上げができないことを意味するわけではないとも指摘した。
同氏はコアインフレの強さや健全な労働市場に言及。賃金上昇の加速もユーロ圏の物価に引き続き上昇圧力を加えているとの認識を示した。
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