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ＡＩ向け好調のエヌビディアが救世主か、８月に低迷のナスダック100
概要：今年の米株式市場を活気づかせてきた人工知能（ＡＩ）への熱狂は、８月初めから３週間は沈静化していたが、エヌビディアが23日に火をかき立てた。
エヌビディア株は時間外取引で一時10％高、ハイテク株の上昇後押し
ナスダック100指数、月間騰落率が今年最低となるペースだった
今年の米株式市場を活気づかせてきた人工知能（ＡＩ）への熱狂は、８月初めから３週間は沈静化していたが、エヌビディアが23日に火をかき立てた。
エヌビディアはＡＩ関連需要の強さを追い風に自社の高い予測を上回る売上高を発表。株価は時間外取引で一時10％高と急伸した。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ（ＡＭＤ）やブロードコム、マーベル・テクノロジーも３％強値上がりした。
エヌビディアの売上高見通しについてブルームバーグのエド・ラドロー記者がリポート
Markets: The Close.
ナスダック100指数先物は香港時間24日午前８時55分（日本時間同９時55分）時点で約１％高。Ｓ＆Ｐ500種株価指数先物は0.5％上昇した。
ナスダック100指数は今月に入り月間騰落率が今年最低となるペースで、数日前までは投資家に楽観的になる理由をほとんど与えなかったが、ハイテク企業の評価が現実離れしているとの懸念はエヌビディアの決算でひとまず和らぎ、同指数は軌道修正するチャンスを得られた。
ＡＩが巨大ハイテク企業に富をもたらすとの観測から、ナスダック100指数は上期上昇率が過去最高を記録した後、リセッション（景気後退）の脅威と債券利回り上昇を巡る懸念から、３週間にわたり軟化していた。
インベスティング・ドットコムのシニアアナリスト、トーマス・モンテイロ氏はエヌビディアの決算発表について、「ＡＩへの賭けが成果を出していることを示している」と指摘。「今年、ハイテク株全般を支えてきたシナリオが実証されただけに大事なことだ」と述べた。
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