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概要:22日の米株式市場で半導体メーカーのエヌビディアの株価が下落した。取引開始後に上場来高値を更新する場面もあったが、注目の決算発表を翌日に控え、値を消した。
23日発表の5-7月決算、AIの成長への期待を裏付ける内容か
株価は年初来で3倍強、S&P500種構成銘柄で断トツの上昇率
オプション市場は23日のエヌビディア決算発表後に9.8%の値動きを想定している。ネイションズ・インデックスのデータによると、S&P500種を構成する上位10銘柄のうち、株価が上昇した場合に有利なコール(買う権利)の価格がプット(売る権利)よりも高い銘柄は、エヌビディアのみ。
ネイションズ・インデックスのスコット・ネイションズ社長は、「これは、人々がまだエヌビディアのコールを買おうと躍起になっていることを物語っている」と指摘。投資家が下振れを懸念するよりも上振れを引き続き望んでいると述べ、S&P500種構成の大型株では異色だと付け加えた。
エヌビディア株の今年の上昇は、同社が主要なプレーヤーである人工知能(AI)への楽観論を反映したものだ。22日の上場来高値更新は、翌日の米株式市場取引終了後に予定されている5-7月(第2四半期)決算発表を前に投資家が同社株に殺到していることを示す。
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