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概要:17日の欧州株は3日続落。米利上げ長期化に対する警戒感で売りが優勢となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が前日公表した7月会合議事要旨では、インフレ抑制のため利上げ継続が必要になり得るとの見解が示された。
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2023年8月18日 3:08 JST
17日の欧州株は3日続落。米利上げ長期化に対する警戒感で売りが優勢となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が前日公表した7月会合議事要旨では、インフレ抑制のため利上げ継続が必要になり得るとの見解が示された。
ストックス欧州600指数は0.9%下落。業種別株価指数では工業製品サービスが下落した一方、鉱業とエネルギーは上昇した。
欧州債市場では英国債が続落。10年債利回りは2008年以来の高水準に押し上げられた。米フィラデルフィア連銀製造業景況指数や米失業保険統計の発表後、短期金融市場ではイングランド銀行(英中央銀行)の政策金利は高止まりが続くとの見方が強まった。
8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は昨年4月以来の高水準となり、8月12日終了週の米新規失業保険申請件数は5週間ぶりの大幅減少となった。
トレーダーは英中銀のターミナルレートを来年3月までに6.15%と織り込む。前日からは9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の上昇。来年末までの利下げ幅見通しについては計42bpと、前日から3bp後退した。
ドイツ債は利回り曲線がベアスティープ化。トレーダーが織り込む欧州中央銀行(ECB)のピーク金利は年末までに3.97%と、2bp上昇した。
8月17日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 3.11% | +0.02 |
独国債10年物 | 2.71% | +0.06 |
英国債10年物 | 4.75% | +0.10 |
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