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概要:マレーシア中央銀行が18日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年比2.9%増に鈍化し、約2年ぶりの低い伸びとなった。ロイターがまとめたエコノミスト予想の3.3%増を下回った。輸出低迷と世界的な景気減速が響いた。
マレーシア中央銀行が18日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年比2.9%増加した。写真はクアラルンプールのマーケットで2020年11月撮影(2023年 ロイター/Lim Huey Teng)
[クアラルンプール 18日 ロイター] - マレーシア中央銀行が18日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年比2.9%増に鈍化し、約2年ぶりの低い伸びとなった。ロイターがまとめたエコノミスト予想の3.3%増を下回った。輸出低迷と世界的な景気減速が響いた。
中銀はまた、世界的な逆風を理由に、通年の成長率が従来予想4─5%の下限寄りになるとの見方を示した。
アブドゥル・ラシード・ガフォール総裁は「マレーシアの成長見通しへのリスクは、予想より弱い世界経済成長に主に起因する下方リスク次第だ」と述べた。
観光客の増加や国内プロジェクトの実施加速が、一定の押し上げ要因になる可能性があるとも指摘した。
第2・四半期GDPは4.2%減少した2021年第3・四半期以来の弱い水準。今年第1・四半期の5.6%増から減速した。
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