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概要:午後3時のドルは、前週末のニューヨーク市場終盤に比べてドル高/円安の142円前半で推移している。時間外取引で米長期金利が小幅に上昇し、ドル買い・円売りが進んだ。市場では、朝方下落していた日経平均株価が持ち直し3万2000円台を回復したことで、リスクオフの円買いが一服したとの指摘もあった。
[東京 7日 ロイター] - 午後3時のドルは、前週末のニューヨーク市場終盤に比べてドル高/円安の142円前半で推移している。時間外取引で米長期金利が小幅に上昇し、ドル買い・円売りが進んだ。市場では、朝方下落していた日経平均株価が持ち直し3万2000円台を回復したことで、リスクオフの円買いが一服したとの指摘もあった。
8月7日、午後3時のドルは、前週末のニューヨーク市場終盤に比べてドル高/円安の142円前半で推移している。
ドルは神経質な値動きの中、一時141.52円まで下落する場面もあった。今朝公表された7月の日銀会合の「主な意見」でイールドカーブ・コントロール(YCC)の運用柔軟化を巡り、2%物価目標の実現が「はっきりと視界にとらえられる状況になっている」との見方が示され、「円高材料として意識されたのではないか」(国内運用会社・チーフストラテジスト)という。
週明けの取引で、実需の円買いが活発になったとの声もあった。
ただ、円高がどんどん進行する展開にはならず、時間外取引で米長期金利が上昇基調になると、ドルもじりじりと水準を切り上げた。大和証券チーフ為替ストラテジストの多田出健太氏は足元の為替市場について、「日銀会合後、円金利の居所が定まっていないというのもあるが、基本的には米国の政策動向や米金利につられた動きとなりやすい」との見方を示す。
市場参加者は今週公表される7月の米消費者物価指数(CPI)と今月末に開かれるジャクソンホール会合に関心を寄せているとし、「ジャクソンホール会合までは動きづらく、方向感が定まりにくいのではないか」(多田出氏)という。
ユーロ/ドルは1.0981ドル付近、ユーロ/円は156.14円付近でいずれも小幅下落。欧州は景気悪化が鮮明なため、ユーロの軟調地合いが継続するとの見方が複数聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 142.17/19 1.0981/85 156.14/18
午前9時現在 141.86/88 1.1001/05 156.07/11
NY午後5時 141.75/78 1.1010/12 156.05/09
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