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概要:[シンガポール 31日 ロイター] - アジア時間の原油先物は3カ月ぶり高値近辺で推移。サウジアラビアが自主減産を9月まで延長するとの見方を背景に、月間では1年半ぶりの大幅上昇を記録する見通し。
アジア時間の原油先物は3カ月ぶり高値近辺で推移。サウジアラビアが自主減産を9月まで延長するとの見方を背景に、月間では1年半ぶりの大幅上昇を記録する見通し。写真は2018年8月、米テキサス州ミッドランドで撮影(2023年 ロイター/Nick Oxford)
[シンガポール 31日 ロイター] - アジア時間の原油先物は3カ月ぶり高値近辺で推移。サウジアラビアが自主減産を9月まで延長するとの見方を背景に、月間では1年半ぶりの大幅上昇を記録する見通し。
0005GMT(日本時間午前9時05分)時点で米WTI先物は0.17ドル安の1バレル=80.41ドル。31日に期日を迎える北海ブレント先物9月限は0.09ドル安の84.90ドル、より取引が活発な10月限は0.18ドル安の84.23ドル。
ブレントとWTIは先週末、世界的な供給逼迫や米利上げ終了観測を背景に4月以来の高値で取引を終え、週間では5週連続で上昇した。7月は昨年1月以来の大幅上昇となる見通し。
複数のアナリストは、サウジが原油価格の下支えに向けて行っている日量100万バレルの自主減産を9月まで延長する見通しと述べた。
ゴールドマン・サックスのアナリストは30日のリポートで、記録的な需要増とサウジの減産で再び供給不足が生じ、市場の成長悲観論も後退する中、原油価格は6月半ばから18%上昇したと指摘。サウジによる日量100万バレルの自主減産は9月まで続き、10月からは減産幅が半分に縮小されると予想した。
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