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ゴールドマンにも厳しい時期－商業用不動産投資、評価損で痛手
概要：不動産ビジネスに携わるには今は厳しい時期だ。すなわち、米銀ゴールドマン・サックス・グループも若干の痛みを感じている。
2023年7月20日 8:17 JST
ＣＲＥ関連ローン債権約270億ドルのうち倉庫カテゴリーが110億ドル
ＣＲＥポートフォリオの42％が投資適格で､４－６月の償却率は0.3％
不動産ビジネスに携わるには今は厳しい時期だ。すなわち、米銀ゴールドマン・サックス・グループも若干の痛みを感じている。
ゴールドマンは最大手の不動産貸付業者ではないが、140億ドル（約１兆9600億円）余りの不動産投資を行ってきた。それらの投資の評価損が影響し、４－６月（第２四半期）の自己勘定投資関連の税引き前利益は11億5000万ドルの打撃を被った。
エクイティー投資とデット投資の両方に関係する損失をどの不動産物件が招いたか、同行は詳細を明らかにしていない。その一方で、４－６月期決算のプレゼンテーションでは、商業用不動産（ＣＲＥ）のエクスポージャーについてスライドも準備し、ＣＲＥローン全体に占めるオフィスの割合が小さいと説明した。
不動産オーナーは借り入れコスト急上昇の影響と格闘する状況だが、リモートワークの増加でオフィスビルの需要が減り、オフィスオーナーは特に苦境に立たされている。ブルックフィールド・アセット・マネジメントなどは、ＣＲＥローンの支払い義務を履行できなくなった。
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