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ユナイテッド、通期利益見通しを上方修正－海外旅行需要高まる
概要：米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは通期利益見通しの下限を引き上げた。また同社が示した７－９月（第３四半期）利益見通しは市場予想を上回った。海外旅行の需要急増となお堅調な運賃が追い風。
７－９月利益見通し、市場予想を上回る－時間外取引で株価上昇
供給制約受け、業界では夏の繁忙期以降も満席が続く見通し
米ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは通期利益見通しの下限を引き上げた。また同社が示した７－９月（第３四半期）利益見通しは市場予想を上回った。海外旅行の需要急増となお堅調な運賃が追い風。
19日の発表文によると、2023年通期の調整後１株利益は11－12ドルの見通し。従来は少なくとも10ドルとしていた。新たな見通しはブルームバーグ集計のアナリスト予想平均9.80ドルを大きく上回る。
新型コロナウイルス流行に伴う低迷期から脱し旅行需要が国内中心からシフトし、世界的に高まっていることが、ユナイテッドなど米主要各社に恩恵となっている。供給制約で輸送能力はなお一部制限されており、業界では夏の繁忙期以降も満席が続く見通し。同社の国際線のイールド（１マイル当たりの平均運賃）は４－６月期に約９％上昇した。
ユナイテッドの株価は通常取引後の時間外取引で一時3.6％高。今年に入り19日の通常取引終値までに約45％上昇している。
７－９月期の調整後１株利益見通しは3.85－4.35ドルで、市場予想平均の3.68ドルを上回った。売上高は前年同期比で最大13％増を見込むが、通期見通しは示していない。輸送能力は７－９月期に16％増、通期で約18％増となる見通しで、「10％台後半」としていた従来見通しに沿った水準。
４－６月期の調整後１株利益は5.03ドル。市場予想は3.99だった。売上高は141億8000万ドル（約１兆9800億円）に膨らんだ。
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