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概要:米銀行業界大手の決算シーズンが幕を開けた14日、KBW銀行株指数採用の24銘柄のうち、上昇したのはJPモルガン・チェースの1銘柄だけだった。
JPモルガン株は年初来で14%上昇-KBW銀行株指数は18%安
JPモルガンが14日発表した4-6月期収入は過去最高
米銀行業界大手の決算シーズンが幕を開けた14日、KBW銀行株指数採用の24銘柄のうち、上昇したのはJPモルガン・チェースの1銘柄だけだった。
JPモルガンは幅の広さと規模から恩恵を受け、株価は今年に入り主要銀行や小規模な地域金融機関を押しのけて上昇。同行は14日に記録的な収入を発表し、一段高となった。同行の決算は、中小金融機関を襲った地銀危機の中で今年ずっと浸透してきたテーマをさらに持続させる内容だった。
4-6月期に過去最高の収入を記録したJPモルガン
ウェルズ・ファーゴの銀行アナリスト、マイク・メイヨー氏は電話インタビューで、「JPモルガンの構造的な地位はかつてないほど強固であり、それによってより大きなシェアの拡張性と回復力を示すことができている」と分析。「巨人が本当に勝っている」と付け加えた。
KBW銀行株指数は今年18%下落しているが、JPモルガンは14%上昇し、17日には2022年2月以来の高値で終了。同行は地銀危機が始まった3月以降、同指数構成銘柄のパフォーマンスでトップとなっており、バンク・オブ・アメリカ(BofA)やゴールドマン・サックス・グループといった主要なライバルを大きく引き離している。
ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)率いるJPモルガンの業績は多様な顧客基盤を引き続き映しており、経営陣は通期の純金利収入(NII)見通しを上方修正した。5月にファースト・リパブリック・バンクを管財人から買収したことも寄与した。
シリコンバレー銀行などの地銀の破綻が預金流出懸念を呼び、中小銀行株は今年、大打撃を受けている。預金は安定したものの、投資家は預金コストの上昇や規制変更の可能性、商業用不動産の信用リスク上昇を警戒しており、中小銀行セクターには依然として圧力がかかっている。
もっとも、JPモルガンもこうした圧力と無縁ではない。ジェレミー・バーナム最高財務責任者(CFO)は14日の電話会見で、「重大な不確定要素が残っている」と述べ、「預金獲得競争でNIIのランレートは、将来のある時点で今期のランレートをかなり下回る」との見通しを示した。
こうした懸念が14日に銀行株全体の下落に拍車をかけ、KBW銀行株指数と地銀株の指数はそれぞれ2%程度下落した。
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