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概要:欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁は17日、追加利上げを今月実施する必要があるとの見方を示し、その次の会合ではデータに基づいて決定すると述べた。
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁は17日、追加利上げを今月実施する必要があるとの見方を示し、その次の会合ではデータに基づいて決定すると述べた。
インドのガンディナガルで開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席しているナーゲル氏は、同地でブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「次回も利上げが必要だ。7月会合では0.25ポイントの追加利上げを想定している」と述べ、「9月の会合についてはデータの内容を見守りたい」と続けた。
基調的なインフレについては「非常に根強い」と語った。
同氏は「多少の差はあれど、全ての先進国において、コアインフレ率は過去のサイクルのようには低下していない」と指摘した。
政策が過度に引き締められるリスクはないとみており、金利が上昇しても欧州がハードランディングする可能性は低いと繰り返した。その上で同氏は「インフレ退治についてある種の勝利宣言をするのは時期尚早だ」と述べた。
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