简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:ドル/円は前日のニューヨーク市場終盤(144.06/09円)から下落し、午後3時時点は143.56/58円付近で取引されている。アジア株や日経平均株価の大幅な下落でリスクオフの流れから円の買い戻しが強まり、ドルは軟調に推移した。今夜発表される米雇用統計を控えて様子見ムードも強かった。
[東京 7日 ロイター] - ドル/円は前日のニューヨーク市場終盤(144.06/09円)から下落し、午後3時時点は143.56/58円付近で取引されている。アジア株や日経平均株価の大幅な下落でリスクオフの流れから円の買い戻しが強まり、ドルは軟調に推移した。今夜発表される米雇用統計を控えて様子見ムードも強かった。
7月7日、ドル/円は前日のニューヨーク市場終盤(144.06/09円)から下落し、午後3時時点は143.56/58円付近で取引されている。写真は米ドル紙幣。2009年11月撮影(2023年 ロイター/Rick Wilking)
ドルは仲値にかけては国内輸入企業による買いが入り、144円前半まで上昇。ただ、イベントを控えて「市場参加者の様子見ムードが強く、特段の方向感は出なかった」(国内銀の為替営業担当)という。
その後は日経平均株価の一段安を背景に、クロス円を中心に円の買い戻しが入ったほか、週末を控えた利益確定売りの動きも加わり、ドルは一時143円半ばまで軟化した。
上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏は「株価もドル/円も買い疲れの印象。短期的には、いったん過熱感を冷やすため調整局面となっているようだ」とみる。
今夜発表される6月の米雇用統計に市場の関心が集まっている。堅調な結果となれば「前日のADP雇用報告発表後の高値が144円65銭付近だったので、同水準までは上昇する可能性がある」(SMBC信託銀行の投資調査部、合澤史登氏)との声が聞かれる。
一方、りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、田中春菜氏は「仮に予想を上回る様な内容になったとしても、リスク資産の動向次第では、ドル高一辺倒とはならず、いってこいの動きとなる可能性がある」と指摘する。
足元のドルは20日移動平均線(142.86円付近)を上回っていることが支えになっている一方、日足の一目均衡表・転換線(144.18円付近)を下抜けたことから、上値の重さが意識されている。
みずほ銀行のチーフマーケットストラテジスト、鈴木健吾氏は「米国の年内2回の利上げ織り込みが一段と進めば、金利上昇に伴い、145円を再び試す可能性はある」と指摘。ただ、今後の米経済指標で「物価の再加速が示されず、インフレの鈍化ペースが緩やかであれば、高金利の長期化が意識される。米金利の上昇余地も乏しいとみられ、ドルは伸び悩んでくる」との見方を示した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 143.56/58 1.0885/89 156.29/33
午前9時現在 143.96/98 1.0888/92 156.76/80
NY午後5時 144.06/09 1.0887/91 156.87/91
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。