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米雇用者数の伸び、ＦＯＭＣの一部参加者は誇張疑う－議事要旨で言及
概要：米連邦準備制度の一部当局者が、米雇用者数の力強い伸びについて、労働市場の強さを誇張しているのではないかと疑う様子が５日公表の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨（６月13、14日開催分）で示された。
他の雇用指標やスタッフの計算では、雇用の伸びが弱かった可能性
６月のＦＯＭＣ参加者のほぼ全員が追加利上げが適切だろうと判断
米連邦準備制度の一部当局者が、米雇用者数の力強い伸びについて、労働市場の強さを誇張しているのではないかと疑う様子が５日公表の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）議事要旨（６月13、14日開催分）で示された。
米労働省の家計調査と国勢調査報告を含む他の雇用指標や連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）スタッフの独自の計算は、「雇用統計が示すより雇用の伸びが弱かった可能性をうかがわせる」とのＦＯＭＣ参加者が会合で言及したという。
議事要旨によると、それにもかかわらず、ＦＯＭＣ参加者のほぼ全員が、物価目標（２％）をはるかに上回るインフレ率の押し下げには、追加利上げが適切だろうと判断していた。
非農業部門雇用者数の前月比の伸びは過去３カ月平均で28万3000人。ブルームバーグが調査したエコノミストの予想中央値によれば、７日発表の６月の雇用統計では、22万5000人の増加が見込まれている。
ブルームバーグ・エコノミクス（ＢＥ）のエコノミスト、スチュアート・ポール氏は「過去数カ月分の雇用者数の暫定値が最終的に下向き改定されるとわれわれは考えている」と労働市場で広がる亀裂に焦点を当てた５日のリポートで指摘した。
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