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米長期金利4.5％の想定は「誤り」－ダドリー氏にモルガンＳが異論
概要：米銀モルガン・スタンレーとニューヨーク連銀の前総裁、ウィリアム・ダドリー氏の債券市場に関する意見が割れている。
2023年7月4日 7:45 JST
ストラテジストらは２－３％のレンジに進む公算が大きいと予測
米国債利回りは７月半ばから低下する余地があるという
米銀モルガン・スタンレーとニューヨーク連銀の前総裁、ウィリアム・ダドリー氏の債券市場に関する意見が割れている。
モルガン・スタンレーのストラテジストらは最新の債券市場見通しで、損失が拡大する可能性が高いというダドリー氏の見解に異議を唱えた。
マシュー・ホーンバック氏を中心とするストラテジストらは６月30日のリポートで、実質フェデラルファンド（ＦＦ）金利とインフレ率、タームプレミアムといった米10年国債利回りを動かす主要な要素について、ダドリー氏の想定は「高過ぎる」と指摘した。
現時点で3.85％前後という10年国債利回りに対し、ダドリー氏は６月29日のブルームバーグ・オピニオンのコラムで、4.5％に向かうとの見通しを示したが、ストラテジストらは２－３％のレンジに進む公算が大きいと予測した。米国債利回りは７月半ばから低下する余地があるという。
「債券相場の大幅な下げが『まだ終わっていない』と評価する向きもあるが、われわれは同意しない」とストラテジストらは主張した。
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