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シカゴ連銀総裁、７月利上げの是非判断するにはさらなるデータ必要
概要：米シカゴ連銀のグールスビー総裁は30日、連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が７月に利上げを行うべきか否かを判断するには時期尚早だとした上で、インフレ率は依然として目標を大幅に上回っており、その状態が予想以上に持続的であることが明らかになっていると述べた。ＦＯＸビジネスとのインタビューで発言した。
米シカゴ連銀のグールスビー総裁は30日、連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が７月に利上げを行うべきか否かを判断するには時期尚早だとした上で、インフレ率は依然として目標を大幅に上回っており、その状態が予想以上に持続的であることが明らかになっていると述べた。ＦＯＸビジネスとのインタビューで発言した。
インフレの一部指標は改善しているが、他のカテゴリーは予想されたほど急速には低下していないと同総裁は指摘。「当面の間、誰もが注目すべきなのは財価格やインフレが一過性の理由で高過ぎるのか、それとも、もっと根強い何かがあるのかだ」とし、「それが重要だ」と述べた。総裁は一過性のインフレ要因として中古車価格が急上昇していたことに言及した。
この日発表された５月の米個人消費支出（ＰＣＥ）統計では、インフレが鈍化し、消費支出は実質ベースでほぼ横ばいにとどまった。米経済の主要なけん引役が勢いを幾分失い始めたことが示唆された。
米ＰＣＥ価格指数の伸び鈍化、実質消費は横ばい－景気失速を示唆 (2)
今年のＦＯＭＣで投票権を有するグールズビー総裁は、７月25、26両日の会合で当局者が何をすべきかについて、自身はまだ決めていないと説明。「次回会合までの数週間で多くのデータが得られるだろう」とし、「それを見て、よく考えなければならないと思う」と述べた。
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