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概要:短期金融市場は、イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利を過去20年余りで最高の水準に引き上げることを織り込んだ。今週発表された英国の5月の消費者物価指数(CPI)上昇率が予想以上だったことを受け、英中銀は利上げペースを加速させた。
2023年6月23日 22:51 JST
政策金利6.25%なら1998年以来の高水準、景気圧迫強まる恐れ
リスクは引き続き「タカ派的な介入」の方向に傾く-BNP
短期金融市場は、イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利を過去20年余りで最高の水準に引き上げることを織り込んだ。今週発表された英国の5月の消費者物価指数(CPI)上昇率が予想以上だったことを受け、英中銀は利上げペースを加速させた。
英中銀が利上げ加速、予想外の0.5ポイント-政策金利5%に (3)
金利デリバティブの動向によると、短期金融市場は英中銀の政策金利が12月に6.25%でピークを付けることを織り込んだ。現水準から合計1.25ポイントの利上げがある計算になる。英中銀の政策金利がこれほどの高水準だったのは、1998年が最後だ。
Markets See Bank of England Rates at Highest in Decades
Swaps imply a 6.25% peak, the highest since 1998
Source: Bloomberg
英中銀は1年半にわたって利上げを続けてきたが、英国のインフレ率は中銀目標の2%を依然大きく上回り、さらなる引き締めの論拠を強めている。23日の市場の動きは、予想外に増加した5月の英小売売上高や、サービス業の成長が鈍化したとはいえ価格圧力がなお強いことを示した6月の英サービス業購買担当者指数(PMI)など、一連の統計も背景にある。
こうしたデータは賃金と物価のスパイラルで英中銀が積極的な引き締めを継続せざるを得なくなり、景気への圧迫をいっそう強める恐れがあることを示す。ベイリー英中銀総裁は22日、リセッション(景気後退)の引き金を引きたくないとしつつ、政策当局は「インフレを目標値に抑え込むため必要なこと」をすると述べていた。
クリス・ルポリ氏らBNPパリバのアナリストは、「リスクは引き続き、一段とタカ派的な介入の方向に傾いている」と指摘。英中銀による今週の0.5ポイント利上げは「当社がこれまで予想していたよりも、痛みを『前倒し』することへのハードルが引き下げられたことを示唆する」との見方を示した。
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