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概要:パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は21日の議会証言でタカ派姿勢に傾斜したが、投資家の一部は政策金利が想定よりも長く高水準にとどまるとの見通しを信じるには至っていない。
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[ニューヨーク 22日 ロイター] - パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は21日の議会証言でタカ派姿勢に傾斜したが、投資家の一部は政策金利が想定よりも長く高水準にとどまるとの見通しを信じるには至っていない。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は21日の議会証言でタカ派姿勢に傾斜したが、投資家の一部は政策金利が想定よりも長く高水準にとどまるとの見通しを信じるには至っていない。米首都ワシントンで2008年撮影(2023年 ロイター/Jason Reed)
パウエル氏は「インフレ圧力は依然として高く、インフレ率を2%に戻すにはまだ長い道のりが残されている」と述べ、年内にあと2回の利上げを実施する可能性を改めて示唆した。
ただ、金利先物市場は年内あと1回の利上げと1月の利下げを織り込んだままとなっている。FRBが先週の連邦公開市場委員会(FOMC)後に示した政策金利見通しは2回の利上げで5.6%のピークを付け、その後2024年末までに100ベーシスポイント(bp)の利下げを行う水準だった。
バンガードのグローバル金利責任者、ロジャー・ハラム氏は「市場は総じて米経済が減速し、大方が予想している年末から来年にかけての景気後退(リセッション)の状況がFRBの金融緩和につながるとみている」と述べた。
金融政策の効果が表れるまでの時間差や、景気悪化のサインとされる長短金利の逆転(逆イールド)を懐疑的な見方の根拠とする投資家もいる。
2年債と10年債の逆イールドの幅は21日に100bpと、シリコンバレー銀行の3月の破綻以降最大となった。
逆イールドは利上げが将来の景気減速を招き、いずれは利下げに転じると投資家が予想するために起きる。
ただ、国債相場の強気派があまねくリセッションを見込んでいるわけではなく、国債や社債の利回りが10年余ぶりの高水準であることが高利回りを求める投資家の資金を引き付けている。
ニューフリート・アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、スティーブ・フッカー氏は「逆イールドの急拡大で短い年限が大いに魅力的になった」と指摘。「しかし同時に、24年になるかもしれないが、いつかの時点でFRBは利下げにシフトするだろう」と述べた。
同氏は年限が長めの国債や社債の保有を増やしてきたという。
市場は従来、FRBが今年後半に利下げに転じるとみていたが、金融引き締めが継続する中でも堅調な経済を背景にこのシナリオは数週間前に排除されており、FRBの予測が的中した格好となっている。
PGIMフィクスト・インカムの共同最高投資責任者、グレッグ・ピーターズ氏は、インフレ率があまりにも高いため、近く利下げがあると想定はできないと指摘。「(保有債の)年限を長期化するのは時期尚早だ」とした。
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