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概要:米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社、KKRのチーフマクロストラテジストを務めるヘンリー・マクベイ氏は、今年の米経済成長が予想より強くなり、インフレはより穏やかになるとの見方を示した。その上で、投資家はそのような展開に対して適切な態勢を取っていないと指摘した。
マクロストラテジストのマクベイ氏、高リスク資産への投資勧める
世界経済の「回復は異なる速度で」進むだろう-戦略差別化必要に
高品質で流動性の高いクレジット、不動産関連のクレジット、優先株や転換社債も妙味があり、投資家は機会が生じた時に迅速に動けるよう手元現金を増やしておくべきだと論じた。
マクベイ氏はインタビューで「今のマクロのニュースは、私がこのビジネスに携わってきた31年間で最も手ごわい」とし、具体的には地政学的懸念やインフレ、リセッション(景気後退)のリスクを挙げた。「同時に、投資家として非常に興味深く、大きなリスクを取らずに魅力的なリターンを得られることが幾つかある」と述べた。
また、世界経済の「回復は異なる速度で」進むだろうとし、それぞれの地域が若干異なる経済課題に直面し、投資家は戦略を差別化することが必要になるだろうとも語った。
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