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概要:RBCブルーベイ・アセット・マネジメントのマーク・ダウディング最高投資責任者(CIO)は米欧金融当局が追加利上げを示唆するタカ派発言を信じていない。
米欧金融当局が追加利上げ示唆する発言を信じず-ダウディング氏
利上げ終了先取り、米国債とドイツ国債の長期物をロングに
RBCブルーベイ・アセット・マネジメントのマーク・ダウディング最高投資責任者(CIO)は米欧金融当局が追加利上げを示唆するタカ派発言を信じていない。
ダウディング氏は、米連邦準備制度と欧州中央銀行(ECB)が恐らく利上げサイクルの終着点付近に達したとみている。同氏は期間長めの債券に対するかねてからの弱気を反転させ、米国債とドイツ国債の長期物に対するロングポジションを積み増した。
同氏のポジションは最近の市場の動きに逆行している。市場は先週、米欧金融当局が会合で追加利上げ期待を押し上げたことに反応した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は金利を据え置いたものの、いわゆるドット・プロット(金利予測分布図)で将来の金利見通しを上方修正。市場は利下げ観測を撤回し、あと1回の0.25ポイント利上げを織り込んだ。
先週に8会合連続の利上げをしたECBについては、トレーダーはあと2回の0.25ポイント追加利上げを想定している。
ダウディング氏によれば、市場の反応はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がまさに望んでいたようなものだった。パウエル氏のメッセージは「市場が早期の利下げ転換を織り込むのを防ぐのに成功した」公算が大きいと、ダウディング氏はリポートで指摘した。
ブルーベイはかねて、米当局の年内利下げを織り込む市場は間違っていると論じていた。インフレが高止まりするとの同氏の予想は当たったが、日本国債に弱気のポジションは今のところ奏功していない。また、米当局の6月会合について同氏は0.25ポイント利上げを見込んでいた。
しかし実際には据え置きとなったため、同氏は米利上げ終了を先取りするポジションを取り始め、10年物米国債を買い増した。ECBはあと1回で利上げを終了するとの見方に基づき、ドイツ長期債もロングにしている。
同時に、今週のイングランド銀行(英中銀)の会合を控えフロントエンドの英国債のポジションも構築した。英中銀は13会合連続の利上げが見込まれているが、ダウディング氏はあと1.25ポイントの利上げを織り込む市場の見方は行き過ぎだと考えている。
「政策当局者らは市場が利下げを尚早に織り込むことを居心地悪く感じてきた。市場が再び先走っていると感じれば、さらにタカ派的な発言をするかもしれない」と同氏は述べた。
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