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概要:多くの投資家は数カ月前には株式へのエクスポージャーが大き過ぎることを恐れていたが、今や十分ではないのではないか、と心配している。
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 多くの投資家は数カ月前には株式へのエクスポージャーが大き過ぎることを恐れていたが、今や十分ではないのではないか、と心配している。
6月16日、多くの投資家は数カ月前には株式へのエクスポージャーが大き過ぎることを恐れていたが、今や十分ではないのではないか、と心配している。ニューヨーク証券取引所前で2016年7月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)
年初来で15%上昇している米S&P500が、かつて疑念を抱いていた投資家を再び市場に呼び寄せており、全米アクティブ投資マネジャーズ協会のエクスポージャー指数は先週、2021年終盤以来の高水準を記録。バンク・オブ・アメリカが今月調査したグローバルファンドマネジャーの現金残高は、22年1月以来の低水準となった。
ドイツ銀行のデータによると、ファンドマネジャーから個人投資家までを含む一任投資家のポジションは今月、2月以来初めて中立を上回った。
また、オプション投資家は上昇に賭けるコール(買う権利)を、ここ数年では見られなかった水準で購入。トレード・アラートのデータによると、15日には過去最高の180万枚のS&P500コールが取引され、プット(売る権利)に対するコールの1カ月移動平均を少なくとも4年ぶりの高水準に押し上げる要因となった。
今回の上昇は、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めにもかかわらず、今のところ景気後退を回避している米国経済や、人工知能(AI)の進歩に対する期待の高まりなど、さまざまな要因に後押しされている。
ウォール街の銀行の中には株価見通しを修正するところも出てきており、ゴールドマン・サックスのストラテジストはS&P500の年末の目標値を4000から4500に引き上げた。同指数は昨年10月の安値から23%上昇し、4409.59で16日の取引を終えた。
ハイ・マウント・リサーチの投資ストラテジスト、ウィリー・デルウィッチ氏は、センチメントの改善は極端になり過ぎない限り株式を支援するとの見方を示した。
同氏が研究しているセンチメント指標の1つである米個人投資家協会(AAII)の調査では、直近の週は21年11月以来最も大きな差で強気センチメントが弱気センチメントを上回った。
歴史的に見ると、株価は安値から20%上昇した後に上昇を続ける傾向がある。LPLフィナンシャルのデータによれば、S&P500は20%の壁を越えた後の12カ月間に中央値で18%の上昇を記録している。
とはいえ、株価がすでに過熱していることを心配する声もある。
オプション分析サービスを手掛けるSpotGammaの創設者であるブレント・コチュバ氏は、極端なコールオプションの買い水準が市場を支えると言えるが、短期的には注意が必要と述べた。
ノースウェスタン・ミューチュアル・ウェルス・マネジメント・カンパニーの株式担当シニアポートフォリオマネジャー、マット・スタッキー氏は、AAIIの調査に見られるように、センチメントはあまりにも急速に高まったほか、FRBの利上げが今年終盤から24年初頭にかけて穏やかな景気後退をもたらす可能性が高いと考えている。
しかし、今回のラリーはまだ続くと考える向きも存在する。
マホニー・アセット・マネジメントのケン・マホニー最高経営責任者(CEO)は、今年の上げをけん引しているマイクロソフトやエヌビディアを最近になって追加。大規模なコール買い、取り逃がすことへの恐怖、弱気な投資家の転換が今のところ市場を上昇させ続けているようだと指摘し「頭打ちにはしばらく時間がかかるかもしれない」と述べた。
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