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概要:利上げの一回見送りを意味する「スキップ」という表現は、米金融当局やウォール街の債券トレーディングフロアで流行語となっているかもしれないが、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の好みではないようだ。
2023年6月15日 9:21 JST
一部当局者はスキップという表現で将来の利上げ再開の可能性を強調
次回会合含め「今後に関して決めることはなかった」とパウエル議長
利上げの一回見送りを意味する「スキップ」という表現は、米金融当局やウォール街の債券トレーディングフロアで流行語となっているかもしれないが、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の好みではないようだ。
パウエル議長は14日、連邦公開市場委員会(FOMC)会合後の記者会見で、利上げ休止決定を「スキップ」といったん呼んだ後に訂正した。
議長は金融当局が利上げを進めるスピードと、どこまで利上げするかの水準に関し、「これら二つを別々の変数と考えるのであれば、今回のスキップは。いやスキップと呼ぶべきではなく、この決定は理にかなっている」と話した。
今回の利上げ休止は「スキップ」と呼ぶべきではなかったとパウエルFRB議長
Source: Bloomberg
FOMCは14日まで2日間の日程で開いた定例会合で、過去10会合連続で進めてきた金融引き締めキャンペーンのいったん停止を決めた。
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フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは5-5.25%に据え置かれる一方、同時に発表された最新の四半期経済予測の金利予測分布図(ドット・プロット)では、FOMC参加者が中央値で年内に計0.5ポイントの追加利上げが適切と見込んでいることが示された。
一部の米金融当局者の間では、今週のFOMC会合を控え、金利据え置きの場合の決定を「停止」ではなく「スキップ」と呼んで、将来のFOMC会合で利上げを再開する可能性を強調するのがちょっとしたブームになっていた。
パウエル議長は記者会見で「金利を一段と引き上げるのが理にかなう可能性があるが、もっと穏やかなペースでだ」と指摘した。
その上で、「きょうの委員会の決定は今会合についてだけのものだ。次回会合がどうなるかを含め、今後に関して決めることはなかった」とし、「アプローチを巡って他の会合に関する決定や議論もしなかった」と付け加えた。
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