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【欧州市況】株ほぼ変わらず、利上げ観測強まる－ドイツ債上昇
概要：８日の欧州株はストックス欧州600指数がほぼ変わらず。自動車、鉱業株は上昇したものの、不動産や通信株が下落した。金利が高止まりするとの見方が背景にある。
８日の欧州株はストックス欧州600指数がほぼ変わらず。自動車、鉱業株は上昇したものの、不動産や通信株が下落した。金利が高止まりするとの見方が背景にある。
オーストラリアに続きカナダも予想外の利上げを決定し、投資家のセンチメントが損なわれた。来週は米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が金融政策判断を発表する。
欧州債市場ではドイツ債が10年物を中心に上昇。先週の米新規失業保険申請件数が2021年10月以来の高水準に増加したことに反応し、トレーダーの間では中銀の引き締め見通しが後退した。
イタリア債も上昇。短期金融市場が織り込むＥＣＢのピーク金利は10月に3.82％で変わらずだった。
英国債は利回り曲線がブルスティープ化。ショートカバーの需要を背景に償還期限が短めの国債がアウトパフォームした。イングランド銀行（英中央銀行）のターミナルレート見通しは5.48％と、８ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）低下した。
6月8日の欧州マーケット概観（表はロンドン午後６時現在）
| 債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
|---|---|---|
| 独国債2年物 | 2.89% | -0.04 |
| 独国債10年物 | 2.40% | -0.05 |
| 英国債10年物 | 4.23% | -0.02 |
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