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概要:英銀スタンダードチャータードは、シンガポール、ロンドン、香港の各拠点で一部従業員のレイオフに着手している。2024年までに10億ドル(約1400億円)超のコスト削減を目指す既存の計画の一環。
英銀スタンダードチャータードは、シンガポール、ロンドン、香港の各拠点で一部従業員のレイオフに着手している。2024年までに10億ドル(約1400億円)超のコスト削減を目指す既存の計画の一環。
同行はここ数週間に、アジアで人事やデジタルトランスフォーメーションを含むミドルオフィス関連の人員を削減し始めたと、事情に詳しい複数の関係者が情報の非公開を理由に匿名を条件に明らかにした。
関係者の1人によると、ロンドンでは金融市場担当のマネジングディレクター数人も削減対象となった。一部のジュニアスタッフも同様に削減される見通しだと、別の関係者1人が明らかにした。これら関係者によれば、最終的な削減人数はまだ決まっていないが、合計で100人を超える可能性もある。
スタンダードチャータードの広報担当者は「当行全体で継続的に役割の要件を見直すことは、通常の事業活動の一環だ」とコメントした。
同行はこれまで22-24年に13億ドルの節減を目指す方針を示してきた。厳しい経済状況やディールメークの低調によって、世界的に金融業界の収入が落ち込んでいることが背景。
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