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ドイツ銀、クレディＳから採用の有力バンカーが退社－ＵＢＳ入りへ
概要：ドイツ銀行がクレディ・スイス・グループから採用した最も上級職の人材が半年足らずで退社し、クレディ・スイス買収で合意したＵＢＳグループに移籍する。
ドイツ銀行がクレディ・スイス・グループから採用した最も上級職の人材が半年足らずで退社し、クレディ・スイス買収で合意したＵＢＳグループに移籍する。
ブルームバーグが入手した内部文書によると、１月にインターナショナルプライベートバンク部門のアジア責任者としてドイツ銀に加わったヤン・ジン・イー氏は退社した。アジアのウェルス事業共同責任者としてＵＢＳ入りすると、事情に詳しい関係者が非公表の内容だとして匿名を条件に述べた。
ＵＢＳの広報担当者はコメントを控えた。
ウェルスマネジメント関連の人材をつなぎ留め、顧客資産を呼び戻そうと懸命の取り組みを進めるＵＢＳにとっては勝利だ。ＵＢＳは早ければ６月12日にもクレディ・スイス買収を完了する。
ウェルスマネジメント部門トップのイクバル・カーン氏は過去数カ月に少なくとも２回シンガポールを訪れ、アジアの顧客及び従業員と面談していた。富裕層顧客の増加が著しいアジアは世界の銀行にとって主戦場になっている。
関係者の１人が匿名を条件に述べたところによると、ヤン氏の採用にはカーン氏の貢献があったという。
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