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ＥCＢクノット氏、２次的影響がインフレ高水準を維持
概要：欧州中央銀行（ＥCＢ）政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、ユーロ圏ではエネルギーコストの上昇による二次的な影響が現れており、消費者物価を押し下げることが難しくなっていると指摘した。
欧州中央銀行（ＥCＢ）政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、ユーロ圏ではエネルギーコストの上昇による二次的な影響が現れており、消費者物価を押し下げることが難しくなっていると指摘した。
クノット氏は６日ルクセンブルクでの講演で「エネルギー価格は消費者物価を構成するバスケットの他の項目に影響を与え、特に賃金とサービス価格がインフレの火種となっている」と述べ、「これらの分野の物価上昇圧力を低下させるのは、より困難である公算が大きい」との見方を示した。
ＥCＢは６月と７月にも追加利上げを実施すると予想されている。タカ派寄りのクノット氏は、９月にも利上げを続ける必要がある可能性について「オープン」だと発言していた。
クノット氏は「高インフレが長く続いたため基調的なインフレ圧力が蓄積された」とし、「その結果、現在は２次的影響が見られる」と分析した。
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