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ノルウェー年金基金、ＢＰ株主総会で環境団体の決議案に反対へ
概要：世界最大級の政府系ファンド（ＳＷＦ）であるノルウェー政府年金基金は２２日、英石油大手ＢＰに温室効果ガス排出削減幅の拡大を求める決議に反対票を投じると発表した。
世界最大級の政府系ファンド（ＳＷＦ）であるノルウェー政府年金基金は４月２２日、英石油大手ＢＰに温室効果ガス排出削減幅の拡大を求める決議に反対票を投じると発表した。写真はＢＰのロゴ。２０２２年６月、ポーランドのピエンクフにあるガソリンスタンドで撮影（２０２３年 ロイター/Kacper Pempel）
［オスロ ２２日 ロイター］ - 世界最大級の政府系ファンド（ＳＷＦ）であるノルウェー政府年金基金は２２日、英石油大手ＢＰに温室効果ガス排出削減幅の拡大を求める決議に反対票を投じると発表した。
ＢＰは既に削減目標を打ち出しているが、２７日の株主総会に先立ち、環境活動団体「フォロー・ディス」は同社に、気候変動に関する国際的枠組み「パリ協定」に沿う水準まで削減幅を拡大するよう求める決議案を提出した。
政府年金基金を運用するノルウェー中央銀行投資管理部門（ＮＢＩＭ）は昨年、信頼に足る気候変動対策を採用していない企業に対してより厳しい姿勢で臨む計画を発表した。基金は今回の決議に反対する理由を明らかにしていないが、過去には環境・社会・統治（ＥＳＧ）に関する活動団体の提案について、賛成する場合もあるが、個々に慎重に判断すると表明していた。
ノルウェー政府年金基金は石油と天然ガスの収入を運用しており、昨年末時点でＢＰ株の２．７３％を保有している。
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