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概要:マッカーシー米下院議長(共和)は連邦債務上限を1兆5000億ドル(約201兆円)引き上げる法案が今週、下院を通過するだろうと述べた。可決に必要な共和党議員218人の賛成票を確保したかどうかについては、明確な回答を避けた。
マッカーシー米下院議長(共和)は連邦債務上限を1兆5000億ドル(約201兆円)引き上げる法案が今週、下院を通過するだろうと述べた。可決に必要な共和党議員218人の賛成票を確保したかどうかについては、明確な回答を避けた。
「今週採決を行い、通過させる」とマッカーシー氏は23日、FOXニュースの番組で述べた。
賛成票の確保について問われた同氏は、半数を上回る幅は「非常に小さい」ため、わずか5人の離反で法案は否決される可能性があると答えた。
「われわれの中にバイデン氏の無謀な支出を喜んで支持する人がいるとは想像できない」と話した。
マッカーシー氏の案は、債務上限を1兆5000億ドル引き上げ、2024年3月末までの支払い不履行を避ける内容。10年かけて歳出を4兆5000億ドル縮小し、その一環として来年の裁量的支出を1300億ドル削減し、その伸びを1%に限定する。
保守派の要求を詰め込んだ同案は、エネルギー規制の緩和や、クリーンエネルギー税制優遇の廃止、未使用の新型コロナウイルス対策基金の取り消しに加え、メディケイド(低所得者向け医療保険)やフードスタンプを受給する、子どものいない成人に就労の義務を新たに設定することが含まれる。
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