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概要:20日の欧州株は下げの大半を取り戻し、ほぼ変わらずで終了した。投資家は一連の企業決算を消化し、根強い高インフレや利上げがもたらすリスクを意識した。
2023年4月21日 2:59 JST
20日の欧州株は下げの大半を取り戻し、ほぼ変わらずで終了した。投資家は一連の企業決算を消化し、根強い高インフレや利上げがもたらすリスクを意識した。
ストックス欧州600指数は0.1%安。業種別では自動車株の下げが目立つ。仏ルノーは急落。自動車業界全体に広がる価格圧力が同社の回復を頓挫させる恐れがあると懸念された。一方、フランスのスキンケア大手ロレアルの堅調な売上高を好感し、高級品やパーソナルケア関連銘柄は上昇した。デンマークの保険会社トリグは、市場予想を上回った利益と配当を手掛かりに上昇。保険株の上げを主導した。
欧州債市場ではドイツ債が反発。短期金融市場が織り込む欧州中央銀行(ECB)の利上げ幅は低下。米国で発表された経済指標が市場予想を下回り、米利上げ見通しが後退したことに反応した。
ドイツ5年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して2.49%。
米国で発表された週間新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景況指数、景気先行指標総合指数(LEI)はいずれも米景気の減速を示唆した。
ECBのピーク金利見通しは4bp低下して10月までに3.82%となっている。来月のECB会合で織り込まれている利上げ幅は32bpと、1bp低下した。
ECBのラガルド総裁は「インフレ率はECBの目標に対して高過ぎ、この状態はしばらく前から続いている」と指摘。これを2%の目標に戻そうと、当局は「相当のこと」をしてきたが、「この道筋をもう少し進む必要がある」と語った。
英国債の利回り曲線はブルスティープ化。10年債利回りは低下。前日までは2021年12月以降で最長の連続上昇が続いていた。トレーダーが織り込むイングランド銀行(英中央銀行)のピーク金利は9月までに4.98%と、前日の5.01%から後退した。
4月20日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 2.90% | -0.07 |
独国債10年物 | 2.45% | -0.07 |
英国債10年物 | 3.77% | -0.09 |
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