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概要:4日の欧州株は引け前の約1時間で上げを失い、ほぼ変わらずで取引を終了した。リセッション(景気後退)懸念から投資家は景気敏感銘柄を敬遠し、ディフェンシブ銘柄を選好した。
2023年4月5日 2:15 JST
4日の欧州株は引け前の約1時間で上げを失い、ほぼ変わらずで取引を終了した。リセッション(景気後退)懸念から投資家は景気敏感銘柄を敬遠し、ディフェンシブ銘柄を選好した。
ストックス欧州600指数はほぼ横ばい。公益事業やヘルスケア、必需品といったディフェンシブ株は値上がりした。保険や不動産、金融関連銘柄も高い。一方でエネルギー株は反落した。
欧州債市場ではドイツ債、英国債が下げを埋める展開。2月の米求人件数が1000万件を割り込んだことに反応した。7日発表される米雇用統計への注目が一段と高まった。
短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(英中央銀行)の利上げ見通しが後退。織り込まれているピーク金利はそれぞれ3.52%と4.62%と、3月30日以来の低水準となった。
4月4日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 2.60% | -0.07 |
独国債10年物 | 2.25% | -0.01 |
英国債10年物 | 3.43% | +0.00 |
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