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シトリックス絡みウォール街損失、1720億円上回る恐れ－大幅値引きで
概要：米テクノロジー企業シトリックス・システムズの非公開化を支援する総額150億ドル（約２兆円）のレバレッジド・バイアウト（ＬＢＯ）ファイナンスで、極めてリスクの高い債権を投資家に売却することで、ウォール街の金融機関は少なくとも13億ドル（約1720億円）の損失が確定することになりそうだ。
米テクノロジー企業シトリックス・システムズの非公開化を支援する総額150億ドル（約２兆円）のレバレッジド・バイアウト（ＬＢＯ）ファイナンスで、極めてリスクの高い債権を投資家に売却することで、ウォール街の金融機関は少なくとも13億ドル（約1720億円）の損失が確定することになりそうだ。
ブルームバーグの計算や事情に詳しい複数の市場参加者によれば、ゴールドマン・サックス・グループとバンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）、クレディ・スイス・グループを含む金融機関のグループは、債務パッケージの一部について、大幅値引きで顧客を呼び込もうとしており、少なくとも７億ドルの損失を被る可能性がある。
ＬＢＯファイナンスの引受会社は昨年時点で確定した６億ドル余りに加え、損失がさらに膨らむ。今回はセカンドリーン債38億ドル相当の募集が78セントのディスカウント価格で３日に開始されたという。
ゴールドマンとＢｏｆＡ、クレディ・スイスの担当者はコメントを控えている。シトリックスの広報担当者にもコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。
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