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概要:3日の欧州株はほぼ変わらず。エネルギー株が上昇した一方で、原油減産がインフレ加速につながるとの懸念も強まった。
欧州債市場はドイツ債の利回り曲線がブルフラット化。米供給管理協会(ISM)が発表した3月の製造業総合景況指数が市場の予想以上に低下し、2020年5月以来の低水準となったことを受け、短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)による利上げ見通しが後退した。
OPECプラスの予想外の協調減産に反応し、ドイツ債の利回り曲線は一時ベアフラット化していた。短期金融市場で織り込まれているECBのピーク金利は2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.59%。一時は3.67%だった。
ECB政策委員会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁が再度の0.5ポイント利上げは「選択肢になお残っている」と述べると、5月会合で見込まれているECBの利上げは1bp上昇して22bpとなった。
英国債は総じて上昇。トレーダーが織り込むイングランド銀行(英中央銀行)のピーク金利は2bp低下して9月までに4.64%となった。
4月3日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
債券 | 直近利回り | 前営業日比 |
---|---|---|
独国債2年物 | 2.67% | -0.01 |
独国債10年物 | 2.26% | -0.04 |
英国債10年物 | 3.43% | -0.06 |
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