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ゴールドマン、米政策金利のピーク予想を上方修正－ＦＲＢ議長証言後
概要：ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストらは７日、パウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長が議会証言で今月0.5ポイント利上げする扉を開いたのを受け、米政策金利であるフェデラルファンド（ＦＦ）金利誘導目標のピーク予想を5.5－5.75％に上方修正した。
ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストらは７日、パウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長が議会証言で今月0.5ポイント利上げする扉を開いたのを受け、米政策金利であるフェデラルファンド（ＦＦ）金利誘導目標のピーク予想を5.5－5.75％に上方修正した。
ヤン・ハッチウス氏らゴールドマンのエコノミストらは議長による上院銀行委員会での証言後に顧客向けリポートで、「３月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）会合の前に発表されるデータはまちまちだが差し引きすれば堅調になると予想されるため、同会合での0.5ポイント利上げのリスクが存在し、0.25ポイント利上げを見込むわれわれの見通しは危ういと見ている」と説明。「３月に公表される四半期経済予測でのドットプロット（金利予測分布図）の中央値は0.5ポイント上昇し、2023年に5.5ー5.75％でピークを付けるとわれわれは予想する」とした。
ＦＯＭＣは３月21、21両日に次回会合を開く。昨年12月会合後に示した四半期経済予測では、金利のピーク予想は中央値で５－5.25％だった。だが１月の経済指標は予想を上回る強さを示しており、これは金利のピークが従来の想定よりも上振れし、必要なら当局が利上げペースを速める用意があることを示唆しているとパウエル議長は議員らに警告した。
ゴールドマンのエコノミストらは、「ＦＯＭＣ参加者が３月に0.25ポイント利上げを決めても、そのペースで意見が割れれば、ドットプロットで示されるＦＦ金利のピークが0.5ポイント上昇するよう工夫することで妥協するかもしれない」と指摘した。
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