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来週のＧ２０財務相会議、途上国債務や暗号資産規制など議論へ
概要：[ニューデリー １６日 ロイター] - インド南部ベンガルール近郊の避暑地ナンディヒルズで２２─２５日に開かれる２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議では途上国の債務問題や暗号資産（仮想通貨
[ニューデリー １６日 ロイター] - インド南部ベンガルール近郊の避暑地ナンディヒルズで２２─２５日に開かれる２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相・中央銀行総裁会議では途上国の債務問題や暗号資産（仮想通貨）規制、世界経済の減速が議題になる見通し。
世界的に金利が上昇する中、議長国インドは途上国の債務減免を議題の中心に据えたい考え。
ロイターは１５日、インドが新型コロナウイルス流行とウクライナ戦争により困難な状況にある債務国の救済に向け、中国など主要な債権国による債務の大幅減免を提案する方針だと報じた。
インドはまた、途上国の債務削減を目指すＧ２０の「共通枠組み」を中所得国にも拡大することを支持している。枠組み拡大は国際通貨基金（ＩＭＦ）、世界銀行、米国が推し進めているが、中国は抵抗している。欧州連合（ＥＵ）も支持する立場を示している。
世銀は昨年１２月、世界の最貧困国の２国間債務が年間で前年比３５％増の６２０億ドルとなり、デフォルト（債務不履行）のリスクが高まったと警告。この３分の２を中国への債務が占めている。
インドにとってもう一つの優先事項は、暗号資産の国際ルールに関する合意形成だ。同国の中央銀行総裁は昨年、暗号資産は経済と金融の安定にとって「大きな脅威」であると述べ、一部の当局者は禁止を求めた。この問題に関する外国の見解にインドは強い関心を持っている。
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