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概要:総務省が27日に発表した1月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は104.2と、前年同月比4.3%上昇した。前月の3.9%上昇を上回って1981年5月以来の伸び率となった。宿泊料の低下率縮小や都市ガス代の伸び拡大が指数押し上げにつながった。
1月27日、総務省によると、1月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は前年同月比4.3%上昇した。
[東京 27日 ロイター] - 総務省が27日に発表した1月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は104.2と、前年同月比4.3%上昇した。前月の3.9%上昇を上回って1981年5月以来の伸び率となった。宿泊料の低下率縮小や都市ガス代の伸び拡大が指数押し上げにつながった。
ロイターがまとめた民間予測は同4.2%上昇だった。
宿泊料は2.8%低下で、前月の18.8%低下から低下幅が大きく縮小した。政府の全国旅行支援の割引停止や、年明けからの割引率縮小が要因。総務省の試算によると、全国旅行支援でCPI総合指数は0.14%ポイント下押しされた。
エネルギー価格は26.0%上昇し、前月から伸び率は変わらず。ただ、原燃料高を反映して都市ガス代は39.7%上昇し、1981年3月以来の伸びとなった。
一方、生鮮食品を除く食料は7.4%上昇と、前月の7.5%上昇をわずかに下回った。
1月の総合指数は前年同月比4.4%上昇で、1981年6月以来の伸び率。生鮮食品が6.5%上昇と前月の4.4%上昇から伸び率が拡大し、指数を押し上げた。寒波で出荷量が落ちたトマトが前月の9.7%低下から1.2%低下に低下率を大きく縮小した。
生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数は3.0%上昇し、92年4月以来の伸びとなった。
(和田崇彦 編集:田中志保)
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