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概要:26日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。 23日の米国市場はNYダウが176ドル高だった。 11月PCEコアデフレーターは連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派
26日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
23日の米国市場はNYダウが176ドル高だった。
11月PCEコアデフレーターは連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を和らげるほどではなく、根強い景気後退への懸念から上値が重い展開となり売り優勢の展開。
ただし、12月ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)が改善したことは相場のサポート材料となったことから、その後上昇に転じた。
シカゴ日経225先物は大阪比65円高の26215円。
円相場は1ドル132円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まろう。
先週は日銀の金融政策決定会合で長期金利の許容変動幅を拡大したことをきっかけに波乱の展開となったが、足もとの円相場は132円台で落ち着いた動きを見せていることもあり、ひとまず波乱の状況は通過したようである。
引き続きファンドからの資金流出の動きは警戒しておく必要はあるだろうが、先週のパニック的な状況からは脱したとみておきたい。
26日は米国のほか主要な株式市場はクリスマスの振替で休場となる。
そのため海外勢のフローは限られることから、短期筋の売買が中心になるなかで、積極的にショートを仕掛けてくる動きは考えづらい。
反対に先週の大幅な下落に対する自律反発に向かいやすく、リバウンドを試す展開もありそうだ。
指数インパクトの大きい東エレク<
8035>は7営業日続落で節目の4万円を割り込んできた。
底入れ感はないものの、値ごろ感からの買いは入りやすいと考えられ、底堅い値動きを見せてくるようであれば、短期筋の先物買いへもつながりそうである。
もっとも、日経平均は調整基調を継続していることからトレンド転換は期待できないため、あくまでも自律反発狙いの範囲である。
そのため、上値の重さが意識される局面においてはポジション解消の動きが強まる状況には注意しておきたい。
そのほか、海外勢のフローは限られるなかで、個人主体の中小型株物色に向かわせやすい。
IPOについては初値形成後の弱い値動きについてはよく見る光景であり、初値については概ね高パフォーマンスを見せている。
還流した資金がセカンダリーに向かうだろう。
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