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概要:午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(136.65/68円)から小幅安の136.15/17円付近で推移している。インフレ関連の米経済指標の発表を今晩に控え、持ち高調整や利益確定目的のドル売り/円買いが優勢となった。
[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(136.65/68円)から小幅安の136.15/17円付近で推移している。インフレ関連の米経済指標の発表を今晩に控え、持ち高調整や利益確定目的のドル売り/円買いが優勢となった。
12月9日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(136.65/68円)から小幅安の136.15/17円付近で推移している。
五・十日に伴い仲値にかけては国内輸入企業のドル買いフローが入り、一時136.90円付近まで上昇。しかし、その後は国内輸出企業のドル売りが出たとみられ、じりじりと軟化した。時間外取引の米長期金利の低下もドル売りを促したほか、「136円割れのストップロスを狙った短期筋の売りも加わった」(FX関係者)とみられ、ドルは一時、135.77円まで下落した。
ドルは前週末に133円半ばまで売られた。今週になってショートカバーが入り137円後半まで上昇したものの、その後は伸び悩んでいた。「材料に乏しい中、ドルは一時的に137円台まで買い上げられたこともあり、その上昇分を修正した格好だ」(上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏)との声が聞かれた。
ドル/円のレンジは徐々に切り下がっていくとみられている。SBI証券の外国為替室部長、上田眞理人氏は、「インフレのピークアウトが近いとの見方や米国の利上げ停止や利下げに転じる時期も視野に入る中、ドルは下方向に向きやすい」との見方を示した。
きょう発表される11月の米卸売物価指数(PPI)や12月ミシガン大学消費者信頼感指数といったインフレ関連指標に注目が集まっている。「下振れが警戒されているCPIの先行指標として、結果次第で相場が大きく動く可能性も否定できない」(外銀)という。
一方、ユーロ/ドルは1.05ドル後半でしっかり。時間外取引の米長期金利の低下を眺め、ユーロ高/ドル安基調が続いたものの、上値追いには慎重だった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 136.15/17 1.0575/79 144.00/04
午前9時現在 136.62/64 1.0553/57 144.21/25
NY午後5時 136.65/68 1.0556/58 144.26/30
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