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概要:24日の感謝祭休日明け以降、米株式市場の投資家は「血まみれ」ではなく単に「暗い」といった程度で2022年を締めくくるため、年末に向けて最後の一押しを仕掛けそうだ。
[オーランド(米フロリダ州) 25日 ロイター] - 24日の感謝祭休日明け以降、米株式市場の投資家は「血まみれ」ではなく単に「暗い」といった程度で2022年を締めくくるため、年末に向けて最後の一押しを仕掛けそうだ。
11月24日の感謝祭休日明け以降、米株式市場の投資家は「血まみれ」ではなく単に「暗い」といった程度で2022年を締めくくるため、年末に向けて最後の一押しを仕掛けそうだ。
S&P500種総合指数は10月に2年ぶり安値に沈んだ後、現在までに15%回復した。金利、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ見通し、リセッション(景気後退)の確率がそろって上昇し、利益見通しは悪化したにもかかわらずだ。
投資家は損失をできる限り取り戻して1年を終える決意のように見受けられる。朗報として、感謝祭後の米国株の歴史は投資家に味方しているようだ。
カーソン・グループの首席市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏によると、1950年以降、S&P500種が感謝祭までに下落していた年は23回あったが、そのうち14回は感謝祭から年末までに株価が上昇している。
これらの年は、年初から感謝祭までの下落率が平均10.5%で、その後年末までの上昇率が同1.5%だった。
今年は年初から感謝祭までにS&P500種が15.5%下落。ただ、年初から27%下落していた10月半ばからは持ち直している。この回復の勢いを保てるだろうか。
「1年のうちで強気の季節がこれから始まる。インフレの頭打ち傾向が続き、FRBが間もなくハト派に転換しそうなことを踏まえれば(中略)今年も力強い年末ラリーが期待できそうだ」とデトリック氏は語った。
米国株が例年並み以上の年末ラリーを経験できそうな年があるとすれば、今年こそがその年だ。
投資家が上昇相場に取り残されることへの不安(FOMO)を抱くから、というだけではない。今年は株式のポジションが極めて軽く、歴史的にも大幅なアンダーウエートとなっている。このことが、成長や金利といったファンダメンタルズ面の見通しとは無関係に上昇バイアスを強めそうだ。
純粋にリスク管理の観点でも、投資家は過度にオーバーウエートもしくはアンダーウエートの状態で新年を迎えるのを嫌がるため、年末に向けてポジションを巻き戻そうとするだろう。
バンク・オブ・アメリカの最新のグローバル・ファンドマネジャー調査によると、11月の投資家のキャッシュ比率は6.2%で、1年9カ月ぶりの高さだった前月の6.3%からは下がったが、長期平均の4.9%は大幅に上回ったままだ。
過去10年間の平均ポジションとの比較で見て、投資家が今月最もアンダーウエートにしているのは株式で、平均を標準偏差で2.4下回っている。
(筆者はロイターのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています)
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