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概要:[3日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して上昇した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が前日、金利のピークはFRB当局者が前回9月の会合で予想した水準を超える可能性があるという認識を
[3日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して上昇した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が前日、金利のピークはFRB当局者が前回9月の会合で予想した水準を超える可能性があるという認識を示したことが背景。
一方、イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、政策金利を0.75%ポイント引き上げ3%としたが、見通しは非常に厳しいと警告。これを受け、ポンドは下落した。
マネックスUSA(ワシントン)のトレーディング・ディレクター、フアン・ペレス氏は「世界経済が後退するとの見方が強まり、ドルへの安全逃避の動きが強まる」として、ドルの優位は続くとの見通しを示した。
3日のフェデラルファンド(FF)金利先物市場は、政策金利が2023年6月米連邦公開市場委員会(FOMC)で5.15%のピークを付けると見込んでいる。当初予想は5月に約4.9%となっていた。
ユーロ/対ドルは0.6%下落し、0.9758ユーロとなった。ドル指数は0.7%高の112.86。一時は10月21日以来の高値となる113.15を付ける場面があった。
この日に発表された経済指標は、米国経済が依然好調であることを示した。10月29日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は21万7000件となり、予想外に減少した。22年第3・四半期の非農業部門の労働生産性は年率換算で前期比0.3%上昇した。
英ポンド/ドルは2%近く下落し1.1165ドル。2週間ぶりの安値を付けた。
ユーロ/ポンドは1.4%上昇し87.37ペンスとなった。
ドル/円は0.2%上昇し148.205円。トレーダーは、日本の当局による介入を警戒している。
<債券> 米債利回りが上昇した。パウエルFRB議長が前日に政策金利について「現在の予想よりも高い水準を目指している可能性がある」と述べたことを受けた。
FF金利先物市場は、FRBが2023年3月までにFF金利を5%超に引き上げ、23年中はほぼその水準を維持するとの予想を織り込んだ。
TDセキュリティーズのシニア金利ストラテジスト、ゲンナジー・ゴールドバーグ氏は、FRBは一段と大幅に政策を引き締めなければならず、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)は23年5月に5.5%となる可能性が高いとした。
指標10年債利回りは6.9ベーシスポイント(bp)上昇の4.130%。2年債利回りは14bp上昇の4.710%と15年ぶりの高水準となった。
2・10年債の利回り格差はマイナス58.2bpと2000年5月以来の低水準。
30年債利回りは4.1bp上昇の4.165%だった。
物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は5年物が2.549%、10年物が2.404%だった。
インフレ期待指標として注目されるドル建て5年先5年物インフレスワップは2.495%。
<株式> 4日続落。3日発表された一連の指標は、FRBが予想よりも長期間利上げを継続するという観測を変更するには至らなかった。
2日のFOMC後の記者会見でパウエルFRB議長が利上げの一時停止を検討するのは「非常に時期尚早」と述べ、株価が下落した流れがこの日も続いた。
3日発表の経済指標では、米供給管理協会(ISM)による10月の非製造業総合指数(NMI)が約2年半ぶりの低い水準となったものの、週間の新規失業保険申請件数は減少し、労働市場が堅調さを維持していることを示した。
チェリー・レーン・インベストメンツのパートナー、リック・メクラー氏は「(金利の)変化そのものと同様に変化のペースが重要なため、金利が引き続き上昇してもペースが鈍化し始めればポジティブとも言える」と指摘。ただ「金利上昇は株式にとって競争の高まりと株価収益率低下を意味する」と述べた。
12月の利上げ幅についてトレーダーの見方は50bpと75bpでほぼ二分しているが、FF金利のピークは少なくとも5%と予想されており、従来の4.50─4.75%から上昇している。
投資家はFRBの利上げが経済に目立った影響を及ぼし始めているか手掛かりを探るため、4日発表の雇用統計に注目している。
米国債利回り上昇が大型成長株の重しとなり、アップルは4.24%、アルファベットは4.07%、それぞれ下落。情報通信、通信サービスの両セクターを下押しした。
工業株ではボーイングが6.34%高、キャタピラーも2.20%高となり、ダウ工業株30種の下げ幅を抑えた。
クアルコムは7.66%、ロクは4.57%、それぞれ下落。10─12月期の見通しが予想を下回ったことを嫌気した。
<金先物> 米利上げの長期化観測の強まりを嫌気し、3日ぶりに反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比19.10ドル(1.16%)安の1オンス=1630.90ドル。
前日引け後に公表されたFOMC声明を受け、相場は一時1673.10ドルと、20ドル余り上伸。75bpの利上げ決定が予想通りだったほか、累積的な利上げが実体経済に及ぼす影響に「時間差」があるとの認識が新たに示されたことで、年内の利上げ幅縮小見通しに弾みがついた。
だが、その後、パウエルFRB議長の記者会見での発言が伝わると、相場は一転して下落。パウエル氏は、インフレ低下の兆しが依然として見られないとして、政策金利の最終到達点が従来の想定よりも高くなるとの見解を明らかにした。これを受け、3日は米金利とドル指数が大幅上昇。利回りを生まず、ドル建てで取引される金相場を下押しした。
<米原油先物> 需要減退への懸念から3日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比1.83ドル(2.03%)安の1バレル=88.17ドルだった。1月物は1.68ドル安の87.18ドル。
米長期金利の上昇に伴って対主要通貨でドルが上昇したことも、ドル建て商品であるエネルギー商品の弱材料となった。
一方、欧州連合(EU)加盟国は、ウクライナ侵攻を巡る対ロシア制裁として、12月5日からロシア産石油の輸入を禁止する計画。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が11月に日量200万バレルの大幅減産実施で合意したこともあり、供給不安もくすぶっている。
ドル/円 NY終値 148.27/148.28
始値 148.28
高値 148.44
安値 147.62
ユーロ/ドル NY終値 0.9751/0.9755
始値 0.9743
高値 0.9794
安値 0.9734
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 79*30.00 4.1844%
前営業日終値 80*26.50 4.1240%
10年債(指標銘柄) 17時05分 88*27.00 4.1490%
前営業日終値 89*16.00 4.0610%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*29.75 4.3660%
前営業日終値 99*14.00 4.2510%
2年債(指標銘柄) 17時02分 99*11.38 4.7180%
前営業日終値 99*20.25 4.5700%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 32001.25 -146.51 -0.46
前営業日終値 32147.76
ナスダック総合 10342.94 -181.86 -1.73
前営業日終値 10524.80
S&P総合500種 3719.89 -39.80 -1.06
前営業日終値 3759.69
COMEX金 12月限 1630.9 ‐19.1
前営業日終値 1650.0
COMEX銀 12月限 1943.0 ‐16.4
前営業日終値 1959.4
北海ブレント 1月限 94.67 ‐1.49
前営業日終値 96.16
米WTI先物 12月限 88.17 ‐1.83
前営業日終値 90.00
CRB商品指数 278.3234 ‐2.3397
前営業日終値 280.6631
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