简体中文
繁體中文
English
Pусский
日本語
ภาษาไทย
Tiếng Việt
Bahasa Indonesia
Español
हिन्दी
Filippiiniläinen
Français
Deutsch
Português
Türkçe
한국어
العربية
概要:来週の東京株式市場は、米消費者物価指数(CPI)など重要経済統計の公表を控え、波乱含みの展開が想定されている。米CPIが仮に市場予想を上回った場合、米金融引き締め長期化の見方が広がりやすく、米株の調整を通じて日本株にも下押し圧力がかかりやすいという。一方、世界景気の後退懸念が強まる中、内需株の一角は底堅く推移すると見込まれ相場を支えるのではないか、との見方も出ていた。
10月7日、来週の東京株式市場は、米消費者物価指数(CPI)など重要経済統計の公表を控え、波乱含みの展開が想定されている。
[東京 7日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、米消費者物価指数(CPI)など重要経済統計の公表を控え、波乱含みの展開が想定されている。米CPIが仮に市場予想を上回った場合、米金融引き締め長期化の見方が広がりやすく、米株の調整を通じて日本株にも下押し圧力がかかりやすいという。一方、世界景気の後退懸念が強まる中、内需株の一角は底堅く推移すると見込まれ相場を支えるのではないか、との見方も出ていた。
日経平均の予想レンジは2万5900円―2万7500円。
今晩公表される9月の米雇用統計では、結果が市場予想を上振れ、労働市場の堅調さが確認された場合、「週明けの日経平均は米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め強化への警戒感で、値下がりしやすい」(T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー・浪岡宏氏)という。
今週の株式市場では、オーストラリア準備銀行(RBA)が市場予想を下回る0.25%の利上げを決定したことを受け、主要中銀が金融引き締めペースを鈍化させるのではないか、と楽観的な見方が出ていた。ただ、米経済統計で堅調な内容が示されれば、そうした楽観ムードが一段と後退しやすく、「米株の調整を受けて日本株市場も上値を抑えられる展開となりそうだ」(国内運用会社)という。
13日に米CPIが公表される予定で、市場予想を上振れた場合は米金利上昇を通じて株価は調整しやすく、「日経平均は心理的節目の2万6000円を割り込む展開も考えられる」(T&DAM・浪岡氏)という。一方で、「指標の結果でインフレ抑制が確認できた場合は、株価は上昇しやすいのではないか」(野村証券のストラテジスト・澤田麻希氏)との意見も聞かれた。
来週は米国で重要経済統計の公表が相次ぎ、日経平均はボラタイルな展開になると見込まれている。世界景気の減速が意識され、景気敏感株は上値の重い動きが想定されるが、百貨店株や空運株など内需株は引き続き底堅いとの指摘もあった。野村証券の澤田氏は「小売りの月次統計などでも消費の回復は確認されており、内需株の堅調な動きが日経平均を下支えしそうだ」と話した。
主なスケジュールでは、国内では8月国際収支、8月機械受注などが公表予定となっている。海外では、米国で米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、新規失業保険申請件数、9月小売売上高などが発表される予定。10日は日本、米国、カナダ、韓国が休場。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。