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概要:日野自動車は22日、排出ガスと燃費のデータ改ざん問題について、新たに小型エンジンでも不正行為が見つかったと発表した。同エンジンを積む小型トラックの出荷を同日から停止する。日野は大半の車種を販売できなくなり、国内生産台数の6割が出荷停止となる。
8月22日、日野自動車は、排出ガスと燃費のデータ改ざん問題について、新たに小型エンジンでも不正行為が見つかったと発表した。写真は都内で2017年10月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
(本文1段落目の出荷停止について、説明を明確にしました)
[東京 22日 ロイター] - 日野自動車は22日、排出ガスと燃費のデータ改ざん問題について、新たに小型エンジンでも不正行為が見つかったと発表した。同エンジンを積む小型トラックの出荷を同日から停止する。日野は大半の車種を販売できなくなり、国内生産台数の6割が出荷停止となる。
新たな不正は、今月3日から国土交通省が実施した実施した立ち入り検査で判明した。劣化耐久試験で排出ガスの測定回数が不足するなどしていた。小型エンジン「N04C(HC-SCR)」の2019年モデルが不正対象に含まれることから、同エンジンを積む「日野デュトロ」の出荷を停止する。
会見した小木曽聡社長は「自社の検証結果を報告した後に、国土交通省からの指摘で追加の不正行為が判明したことはたいへん重大かつ深刻であり、弁解の余地もない」と述べ陳謝した。
今回の対象台数は7万6694台。これで影響台数はおよそ64万台に拡大する。業績への影響は精査中としている。同エンジンは、親会社トヨタ自動車の「ダイナ」と「トヨエース」も搭載している。
日野は今年3月、エンジンの排ガスや燃費試験で不正があったと発表。問題を調査した外部の委員会は8月、03年規制以降の幅広い車種において劣化耐久試験で不正行為があったとする報告書をまとめた。
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