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概要:バイデン米大統領は今週、気候変動対策を盛り込んだ歳出・歳入法の成立をひっさげ、11月の中間選挙に向けて民主党候補の支持押し上げを図る地方行脚を開始する。しかし、バイデン氏の応援がむしろマイナスになると警戒し、距離を取ろうとする候補者が出てくるかもしれない。
ロイター編集
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[21日 ロイター] - バイデン米大統領は今週、気候変動対策を盛り込んだ歳出・歳入法の成立をひっさげ、11月の中間選挙に向けて民主党候補の支持押し上げを図る地方行脚を開始する。しかし、バイデン氏の応援がむしろマイナスになると警戒し、距離を取ろうとする候補者が出てくるかもしれない。
バイデン米大統領は今週、気候変動対策を盛り込んだ歳出・歳入法の成立をひっさげ、11月の中間選挙に向けて民主党候補の支持押し上げを図る地方行脚を開始する。写真は13日、サウスカロライナ州の教会でミサに参加した同大統領(2022年 ロイター/Joshua Roberts)
民主党は地方行脚によってバイデン氏の低い支持率が改善し、これまでの業績に注目が集まることを期待している。だが、民主党幹部やペンシルベニアやアリゾナなど激戦州の選挙関係者ら12人余りを取材したところ、一部の候補者はバイデン氏とともに選挙運動をすると裏目に出ると警戒している。
最新の世論調査でバイデン氏の支持率は40%。民主党系の世論調査会社によると、この数字は、全てとは言わないまでも、激戦区ではほとんどの民主党候補者よりも低く、2桁の差がついているケースも多い。
地方行脚は、民主党内におけるバイデン氏の影響力の限界を測る試金石となるだろう。議会民主党内にはこの数週間でバイデン氏離れの兆しが表れ、一部議員からは、79歳と米大統領として最高齢のバイデン氏は2024年に再出馬すべきでないとの声が上がった。
民主党候補はバイデン氏との選挙戦を検討するにあたり、バイデン氏が地方行脚で世論を動かせるかどうかを注意深く見守ることになる。
プラス面としては、バイデン氏が気候変動や銃規制、国内の半導体産業支援などの法制化で最近成果を上げたことや、中西部カンザス州の住民投票で人工妊娠中絶の権利擁護派が勝利したことが挙げられる。
民主党幹部は「確かに8月は素晴らしかったが、実際に効果があったのか、遅過ぎたのか、まだ判断できない」と述べた。
一方、野党共和党は、トランプ前大統領や昨年1月の連邦議会議事堂襲撃事件を巡り、党内が対立しているにもかかわらず、バイデン氏への攻撃を軸に結束している。
右派メディア、議員、トランプ氏は、記録的なインフレに関しバイデン氏とその政策が原因で指摘。バイデン氏が高齢で衰え、錯乱しているというメッセージを打ち出している。これに対し、ホワイトハウスはこうしたキャンペーンとの戦いで苦戦している。
バイデン氏支持勢力は、もっとインフレ率が高い国もあり、バイデン氏は衰えていないと訴えている。だが、候補者の中には、イベントでバイデン氏再選を支持するのかという厄介な質問を投げつけられるのではないか、と危惧する向きもある。関係筋は、こうした質問に答えれば、共和党の対抗候補に格好の攻撃材料を与えてしまうことになりかねないと指摘する。
オハイオ州で共和党のバンス候補と接戦を繰り広げているライアン下院議員は7月、同州クリーブランドで行われたバイデン氏の会合に出席しなかったことについて、スケジュール上の都合を挙げた。
バイデン氏が再出馬すべきかとの質問にも、答えを避けている。選挙戦の関係者がロイターに語ったところによると、ライアン氏は限られた状況でのみ、バイデン氏と席をともにすることを検討するという。
ライアン氏陣営の広報担当者は、バイデン氏との政治イベントについて「オハイオ州での選挙運動を依頼していないし、その予定もない 」と述べた。
<上げ潮>
11月8日の中間選挙では、民主党が上下両院でわずかな過半数を維持するか、主導権が共和党に移るのかが決まる。ホワイトハウスは、下院では敗北するが上院では議席を伸ばせると予想している。
バイデン氏は25日にメリーランド州で開催される民主党全国委員会のイベントで、数カ月ぶりとなる政治集会での講演を行い、これが地方行脚の皮切りとなる。
激戦区の民主党議員は、バイデン氏が銃規制やインフラ、気候変動、医療など一連の法案を成立させた成果を誇り、共和党を打ち負かす姿を強く期待している。政府関係者は、しばしば「上げ潮はすべての船を持ち上げる」という言い回しを口にする。
ペンシルベニア州の民主党の関係者は「バイデン氏が世論調査で自らの支持率を上げることができれば、全民主党議員にとって追い風になる」と述べた。
ただ、ペンシルベニア州の選挙戦関係者は、同州では問題を抱えていると見られている共和党候補に対して、民主党候補が早い段階でリード。バイデン氏の訪問は不要で、むしろリスクがあると述べた。
州知事選の共和党候補、ダグ・マストリアーノ氏はトランプ氏の後ろ盾を得ており、連邦議会議事堂襲撃事件の際にトランプ氏支持のデモに参加した人物。上院選を戦うテレビタレントのメフメト・オズ候補は、早い段階の世論調査で苦戦している。
知事選に関与している民主党幹部は「大統領がこの州に来ることを望んでいるが、民主党候補がどの程度、大統領と合流するかは分からない。現時点では合流してもあまり意味がない」と述べた。
(Jarrett Renshaw記者、Trevor Hunnicutt記者)
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