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概要:ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は17日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を50ベーシスポイント(bp)引き上げて3.0%とすることを決めた。利上げは7会合連続で、インフレを抑え込む狙いがある。
ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は17日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を50ベーシスポイント(bp)引き上げて3.0%とすることを決めた。写真は同中銀の外観、2017年7月撮影(2022年 ロイター/David Gray)
[ウェリントン 17日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は17日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を50ベーシスポイント(bp)引き上げて3.0%とすることを決めた。利上げは7会合連続で、インフレを抑え込む狙いがある。
中銀は今後一段と積極的に金融政策を引き締める方針を示唆。利上げの前倒しを警告した。これを受けてニュージーランドドルとスワップ金利が上昇した。
ロイター調査ではエコノミスト23人全員が50bpの引き上げを予想していた。
中銀はOCRが来年初めまでに4.0%になると予想。従来予想は3.7%だった。OCRのピーク水準の予想も4.0%超に上方修正し、2024年にかけて同水準にとどまるとの見方を示した。
中銀は声明で「委員会は、物価の安定を維持し持続可能な最大雇用を支えるペースで金融引き締めを継続することが依然適切との見解で一致した」と表明。
「インフレ率を年1─3%の目標レンジに抑えるため、支出が十分に抑制されていると確信できるまで金融状況の引き締まりが続く必要があるとの見解で一致した」としている。
市場は一段の積極的な引き締めを予想。銀行手形先物3月限は13ティック低下し95.76。2年物スワップ金利は6ベーシスポイント(bp)上昇し3.97%と、3週間ぶりの高水準。
ニュージーランドドルは0.4%高の0.6360米ドル。
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