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概要:ファンダとチャートで先週の相場を振り返り、今後の注意点や方針を解説します。
市場のテーマは「インフレ」と「リセッションへの懸念」です。
インフレが進めば、金利上昇への期待からドル高となります。
リセッション懸念については、経済指標が強い数字を示した場合も、「株高要因」「株安要因」が含まれます。
よって、発表後の反応を見て判断することになります。
ドル…8月1日の週は、米国の景気後退懸念が高まっていました。
しかし、5日の雇用統計など軒並み強い経済指標で懸念が後退し、金利引き上げへの期待が高まる結果となり、ドル円は急騰しています。
8、9日(月、火)は急騰の反動で調整的な値動きとなり、10日の米消費者物価指数まで様子見ムードとなりました。
❷10日の消費者物価指数CPIが予想値を大きく下回る結果となり、インフレが後退したとの思惑から、オセアニア通貨、円買い・ドル売りとなりました。
ドル円も約3円急落しています。
急激なリスクオンオン展開となり、各国株式市場、資源価格が上昇しました。
リスクオンの流れは現在も継続中です。
その後、❹デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が「インフレとの闘いに勝利したと宣言するのは時期尚早である」と述べました。
その後も、米要人による利上げ発言が続き、ドル高の流れに移行しました。
11日には❺7月生産者物価指数(PPI)が発表されるとドル売りとなりましたが、❻FRBメンバーのタカ派的な発言に支えられ、ドル買いとなっています。
FOMCの声明に倣い、今後のデータ次第で判断するといった発言も多く、今後の経済指標の注目度が高くなっています。
❼8月ミシガン大学消費者態度指数は予想値を上回りました。
消費者マインドは改善したものの、期待インフレ率は、1年先が5.0%と予想の5.1%を下回った一方、5年先が3.0%と予想の2.8%を上回りました。
その後の❽リッチモンド地区連銀行のバーキン総裁は「インフレ抑制に向け一段の利上げを実施したい」と述べており、利上げスタンスの継続が確認されました。
今週はFOMC議事要旨が発表されます。
また、小売売上高とNY連銀製造業景気指数が発表されますが、いずれの予想値も前回値を下回っており、ドル売り材料として注意が必要です。
先週は経済指標でインフレ圧力が後退したにも関わらず、FRBメンバーのタカ派的な発言でドル買いに転じています。
今週もこの流れが継続するのか?指標結果とFRBメンバーの発言を合わせてチェックしていきます。
円…➊6月の国際収支と経常収支は予想を上回ったものの、貿易収支の赤字を所得収支で補うことができず、5ヵ月ぶりに赤字に転じました。
日本の貿易収支は11ヶ月連続の赤字となり、構造的な円安が確認されました。今週はGDP、CPIが発表されますが、いずれも前回よりも高い予想値となっております。
現在の円は、米雇用統計、米CPIと指標時にドルと逆相関で動いており、ドルの動向次第である点も注意しておきます。
ユーロ…先週のユーロは材料不足の週となりました。
米CPI以降は対ドルで上昇、対円で下落となっています。
今週は引き続き、スタグフレーションへの懸念や、エネルギー問題、イタリアの政局を注視していきます。
豪ドル…先週は米CPIの結果を受け、リスクオンの展開後に大幅に上昇しています。
他ドルストレートは下押しする場面もありましたが、オセアニア通貨は底固く推移しています。
8月2日のRBA政策金利発表では予想通り50pb引き上げとなるも、その後の声明で「あらかじめ決まった道筋があるわけではない」とハト派的な発言となり豪ドルは下落しました。
豪準備銀行(RBA)理事会では、RBAのスタンスに注目が集まります。
時間 | イベント |
---|---|
8/15(月)8:50 | 日本 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値) |
21:30 | 米国 8月ニューヨーク連銀製造業景気指数 |
8/16(火)10:30 | 豪洲 RBA金融政策会合議事要旨公表 |
15:00 | 英国 7月失業率 |
15:00 | 英国 7月失業保険申請件数 |
18:00 | ドイツ 8月ZEW景況感調査(期待指数) |
18:00 | 欧州 8月ZEW景況感調査 |
18:00 | 欧州 貿易収支 |
21:30 | カナダ 7月消費者物価指数 |
21:30 | 米国 7月住宅着工件数 |
21:30 | 米国 7月建設許可件数 |
8/17(水)8:50 | 日本 貿易収支 |
11:00 | NZ RBNZ政策金利 |
15:00 | 英国 7月消費者物価指数(CPI) |
21:30 | 米国 7月小売売上高 |
22:30 | 米国 ボウマンFRB理事の発言 |
27:00 | 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 |
27:20 | 米国 ボウマンFRB理事の発言 |
8/18(木)10:30 | 豪洲 7月雇用統計 |
23:00 | 米国 7月中古住宅 |
23:00 | 米国 7月中古住宅販売件数販売件数 |
26:20 | 米国 カンザスシティ連銀 ジョージ総裁の発言 |
8/19(金)8:30 | 日本 7月全国消費者物価指数(CPI) |
15:00 | 英国 7月小売売上高 |
21:30 | カナダ 6月小売売上高 |
本日は以下のテクニカルを中心に分析していきます
・経済指標と節目を使用した環境認
ドル円4時間足
強い経済指標が出たにも関わらず、上値、下値とも節目に支えられ反転しています。
雇用統計後は利上げ期待から急騰します
が、2002年の年足高値&
ヘッド&ショルダーズのネックライン
で上値を抑えられ、CPI待ちとなります。
仮にCPIでインフレ継続が確認されれば、この高値を超えて大きく上昇することが予想されました。
米CPIは、インフレのピークアウトを意識させる結果
となりました。
ネガティブサプライズとなり、利上げ期待が後退してドル円は急落します。
PPIもインフレ圧力後退の結果
となり、下落圧力が高まります。
しかし、FRBメンバーの発言もあり、2002年足実体上限とサポレジ転換ラインを付近で反発します。
この節目は下抜いても良いと思ったのですが、想像以上に硬いなと言った印象です。
現在は年足高値と年足実体上限に挟まれた状態であり、抜けた方に大きく走る可能性があります。
抜ける前に注意したいポイントは❹サポレジ転換ラインです。
転換ラインタッチ後に、指標、発言で売り局面になれば、このラインを背に売りを狙います。
本日はドル円で売買方針を示していきます。
アクション | 価格 |
---|---|
エントリーポイント(指値) | 134.346 |
利益確定ポイント(T/P) | 131.189 |
建値ストップ移動ポイント | 133.395 |
損切りポイント(S/L) | 135.59 |
分析で示したサポレジ転換ラインで戻り売りを狙います。
指値でもエッジのあるポイントです。
相場がレンジになっており、一方的な値動きになることは考えずらいですが、お盆は大きく動くこともありますので、忘れずストップ設定はしておきましょう。
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今月、第60回アメリカ大統領選挙では、トランプ氏が312票という圧倒的な支持を得て勝利し、再びホワイトハウスに戻ったことを宣言しました。 共和党の大統領が誕生することで、バイデン政権下の政策が大幅に見直され、一部は廃止される可能性もあります。これにより、世界の金融市場に大きな変化が訪れることが予想されます。それでは、世界最大の取引高を誇る外国為替市場は、「トランプ2.0時代」にどのような影響を受けるのでしょうか?
本日の市場サマリー
今週のユーロドルは長期ならタイミングを見てのロング、短期なら戻りを狙ったショート戦略がおすすめ
ポンドドルにはまだエントリーするな!その理由とは?