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概要:[東京 27日 ロイター] - 信越化学工業は27日、2023年3月期の連結業績見通しを開示し、営業利益は前年比22%増の8250億円を見込んでいると発表した。IBESがまとめたアナリスト20人のコン
[東京 27日 ロイター] - 信越化学工業は27日、2023年3月期の連結業績見通しを開示し、営業利益は前年比22%増の8250億円を見込んでいると発表した。IBESがまとめたアナリスト20人のコンセンサス予想の平均値7782億円を上回った。為替の円安効果のほか、塩化ビニール樹脂(PVC)や半導体材料の旺盛な需要が今後も続くとみている。
年間配当予想は1株当たり450円(前期実績は400円)とした。8期連続の増配を見込む。
同時に発表した4─6月期の営業利益は、前年同期比93.8%増の2496億円と過去最高となった。住宅建材向けの塩化ビニール樹脂などを手掛ける生活環境基盤材料が、前年同期比約3倍の増益と全体をけん引。半導体材料のシリコンウエハー、フォトレジストなどの電子材料も同36.5%増と底堅かった。
22年7月以降の想定為替レートは1ドル=125円、1ユーロ=130円に設定した。6月末の実績は1ドル=129.6円、1ユーロ=138.1円だった。年間の為替感応度は1円の変動につき、ドルが54億円、ユーロが3億円の影響があるとした。
斉藤恭彦社長は、北米市場での塩化ビニール樹脂の需要は底堅いとした上で「加工も含め、業界全体では動揺するようなことは予想していない」と述べた。今後も動向を注視していくとした。投資家向けの説明会で語った。
半導体材料のシリコンウエハーは、数量ベースで300ミリが前年同期比7%増、200ミリが同1%増となった。150ミリは同4%のマイナスとなるなど小口径では減速がみられるものの、200ミリと300ミリの需要がカバーするという。「大きな需要減はみていない。各デバイスメーカーは試験段階ということもあり、本格化すると需要が積み上がる」(轟正彦専務執行役員)とした。
信越化学はこの日、発行済み株式の2.2%に当たる900万株、1000億円を上限に自社株買いを実施することも発表した。取得期間は28日から12月30日まで。23年1月11日に全て消却する。今年度の自社株買いの発表は4月に次ぎ2回目となる。
(佐古田麻優)
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