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概要:[8日 ロイター] - 格付け会社フィッチは8日、米国の長期外貨建ての発行体デフォルト格付け(IDR)の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の経済回復により短期的な政府債務の動向が改善したという。
格付け会社フィッチは8日、米国の長期外貨建ての発行体デフォルト格付け(IDR)の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。
[8日 ロイター] - 格付け会社フィッチは8日、米国の長期外貨建ての発行体デフォルト格付け(IDR)の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の経済回復により短期的な政府債務の動向が改善したという。
また、堅調な所得税および法人税により今年の歳入が増加すると予想した。
格付けは「AAA」で据え置き。経済規模や一人当たり所得の高さ、活動的なビジネス環境など構造的な強みを評価した。
フィッチは2023─24年に米国の基礎的財政赤字が引き続き縮小すると予想。労働市場の持続的な堅調さに支えられた消費がけん引し、22年の米成長率は2.9%に達すると見込んだものの、22年後半から23年にかけて減速し、成長率は23年で1.5%、24年で1.3%とトレンドを下回るとした。
米年間インフレ率は22年で7.8%、23年で3.7%と予想した。
また米連邦準備理事会(FRB)が今後3回の各連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを実施し、年末までに政策金利を3%に引き上げるとした。
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