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概要:[パリ 29日 ロイター] - ドイツとフランスで29日発表された消費者信頼感指数は、インフレ高進やロシアのウクライナ侵攻の影響を巡る懸念から、予想以上の落ち込みとなった。 欧州中央銀行(ECB)は
[パリ 29日 ロイター] - ドイツとフランスで29日発表された消費者信頼感指数は、インフレ高進やロシアのウクライナ侵攻の影響を巡る懸念から、予想以上の落ち込みとなった。
欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏が景気後退を回避できるという見解を示しているものの、域内2大経済大国の消費者信頼感の低下はこうした見通しに影を落としている。さらに関係筋によると、域内3位のイタリアも経済成長予測を下方修正する見通し。
ドイツの市場調査グループGfKが発表した4月の独消費者信頼感指数はマイナス15.5と、市場予想のマイナス14.0を超えて低下し、2021年2月以来の低水準となった。GfKの専門家ロルフ・ビュルクル氏は「2月の時点では、新型コロナウイルス制限措置の緩和で消費者心理が回復するとの期待がまだ高かったが、ウクライナ戦争でそうした期待が消滅した」と述べた。
さらに、独IMK経済研究所のアナリストは、基本シナリオにおける22年の成長率見通しを2.1%とし、昨年12月時点の予測である4.5%から下方修正。エネルギー価格のさらなる高騰という最悪のシナリオ下では0.3%の縮小もあり得るという見通しを示した。
フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表した3月の消費者信頼感指数は91と、21年2月以来の水準に低下した。市場予想は94だった。
BNPのアナリストはノートで「これほどの大幅な低下はまれ」とし、これまでに月間の大幅低下が確認されたのは93年の景気後退期および20年のコロナ禍中のロックダウン(都市封鎖)のみだったと指摘した。
INSEEの統計では、今後1年でインフレが上昇すると見込む世帯の比率も72年の統計開始以来の高水準に達した。
また、関係筋によると、イタリアのドラギ政権はエネルギー価格の高騰やロシアのウクライナ侵攻に絡む混乱を踏まえ、22年の成長予測を2.8%とし、昨年9月時点の予測である4.7%から引き下げる準備を進めている。
ウクライナの紛争を受け、ベルギーやオランダでも消費者信頼感の低迷が確認されている。
欧州連合(EU)統計局が23日に発表した3月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス18.7に低下し、コロナ禍が始まった20年春以来の低水準となった。
ロイターが今月まとめたエコノミスト予想によると、ユーロ圏成長見通しは今年が3.8%、来年が2.5%。先月の調査ではそれぞれ3.9%、2.5%だった。
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