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概要:[ロンドン/ニューヨーク 14日 ロイター] - 英金融大手バークレイズは14日、原油相場と市場のボラティリティーに関する指標に連動した2つの上場投資証券(ETN)について、販売と発行を停止したと発表
[ロンドン/ニューヨーク 14日 ロイター] - 英金融大手バークレイズは14日、原油相場と市場のボラティリティーに関する指標に連動した2つの上場投資証券(ETN)について、販売と発行を停止したと発表した。対応能力の制約が理由という。これらの商品を合わせた資産総額は約10億ドル。一部の投資家は価格の大幅変動につながる恐れがあると指摘している。
ETNは指数などに連動する金融商品で、銀行が発行しパフォーマンスに応じたリターンを保証している。2018年2月に市場のボラティリティーに関連付けられたXIVと呼ばれる別のETNが数日で消滅し、20億ドル近い損失を出して以降、投資家はこの商品について特に敏感になっている。
バークレイズが販売と発行を停止したのは、「iPathピュア・ベータ・クルード・オイルETN」と「iPathシリーズB S&P500VIXショートターム・フューチャーズETN」。
同社は対応可能になり次第、販売・発行を再開する見込み。今回の措置はウクライナ危機や、連動する指数構成銘柄の市場動向とは関係なく、在庫の販売や新たな発行を継続する能力が不十分なことが理由と説明した。これ以上の詳細には言及しなかった。
分析サービス会社スポットガンマの創業者、ブレント・コチュバ氏は、ボラティリティー連動ETNの取引量が最近急増していることに触れ、「バークレイズはおそらくリスクを取り除こうとしているのだろう」と述べた。
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